今年最後の記者会見 市長8ヶ月を振り返る

 年の瀬迫る12月25日(金)、今年最後の小樽市長定例記者会見が、11:00から市役所(花園2)2階市長応接室で開かれた。
 所要のため30分という限られた時間の中で、市長就任後を振り返り、副市長については、1月中旬頃に臨時議会を招集し、選任案を提案したい意向を示した。
 森井秀明市長が誕生して8ヶ月が過ぎ、市議会議員や市職員との溝を深めながらも、市長目線でこれまでを振り返った。
 市長は、「市の財政状況が厳しい中、自然や歴史といった素晴らしい素材にあふれ、大きな可能性がある町。市民に自分の町に対する自信や希望を持ち、プラス思考で共同のまちづくりを進めたい」とした。
1225mayer.jpg また、「”変える”をキーワードに掲げ、長年行われたことを変えるのは大変だと感じながらも、除排雪体制については、議論をし、少しずつ変わりつつある。今後、除排雪の検証をしっかりと行い、来シーズンを見据えた準備をしたい。
 市役所を変えるためには、市職員としての原点に立ち戻ることが必要で、”小樽市人材育成基本方針”(平成19年作成)の中の私達が目指す市職員像を、しっかりと心に留めて指導を行っている。
 広く新たな視点を身に付けるため、札幌市の研修に”小樽枠”を設けてもらい、市職員が力を発揮し、市民のためのまちづくりにやりがいを感じることができるよう環境づくりを進めたい。
 公約の概念を組み込んだ”小樽市総合戦略”を作成。この総合戦略における将来の都市像は、訪れる人を魅了し、暮らす人に優しい市民幸福度の高い町、このような内容で取り組み、町の発展を目指す。
 市民公募委員登録制度については、市民が広く平等に市政に参加できる方法のひとつとなり、新年の開始に向けて準備したい。同制度を通じて、住みよい町小樽の実現に向けた協同のまちづくりを進めたい」と述べた。
 副市長に関しては、「上林教育長は、様々な取り組みを実現している行動力のある方で、行政運営にあたり、職員と市長を結びつけてくれる最適の人。選任の提案は来年になり、議会と調整し取り組みたい」と述べた。
 以下は、質疑応答。
 Q:上林教育長へ、どのような公約の実現を求めているか
 A:公約すべてを把握し、すべて実現する力添えをいただき、教育力の向上や子育て支援、子ども達に対して目を向ける施策が数多くあり、専門の視点を持っている。その推進において力添えを頂きたい。
 Q:除雪に関しては
 A:専門外ついては、一緒に学び、通学路などの除排雪の状況については、現教育長なりの視点を持っている。
 Q:堤参与の任用について
 A:現在検討中
 Q:上林教育長を選んだ具体的な経緯は、
 A:具体的な経緯は話せない。庁内での検討をより意識した。
 Q:臨時議会はいつか
 A:できれば早くに臨時議会を召集できればと、議会事務局と話し合い、1月中旬までにと伝えている。
 Q:撤去作業が完了したドリームビーチについて
 A:具体的なスケジュールは把握していないが、打ち合わせをする機会を設けるべき。夏に開設できるように、安全対策のもと間に合わせたい。海水浴場開設においての申請など、北海道と連携しルールを作りたい。市としてどこまで参入して良いのか検討したい。沢山の人が集まり、賑わいの場所となり、事故がなく安全であることが重要課題。細かい点については、これからだと思う。
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