もちつきぺったん!はつくぶつかんのおもちつき


museummochi1.jpg 小樽市総合博物館運河館(色内2)では、師走の恒例行事となる「はくぶつかんのおもちつき」が、12月20日(日)10:30と13:30の2回行なわれ、多くの家族連れが集まり、賑やかに餅つきが行われた。
 餅つきは、正月を迎える段取りのひとつで、各家庭で行われていた。日本の独特の文化を体験してもらおうと、臼と杵を使った餅つきを体験し、つきたての餅に舌鼓を打った。
museummochi2.jpg この餅つきには、創立56年目の小樽中央ライオンズクラブ(安川雄司会長・30名)が、餅米15kgを寄贈している。2.5kgずつ6回に分け、餅つきを実施。同クラブは、2005(平成17)年の創立46年の時に、杵と臼を同館へ寄贈。その後、今年まで毎年欠かさず、餅米の寄贈を続けている。
 当日は、同クラブの揃いの半纏姿で7名が会場を訪れ、子ども達が餅をつく様子を見守り、会員らも餅つきに参加した。
museummochi3.jpg 安川会長は、「今の子ども達には、餅のでき方などを学び体験し、日本の文化を引き継いでもらいたい。昔は、朝早起きして家族総出で餅をつき、保存食を作った。文化を理解してもらえると嬉しい」と話した。
 1回目の10:30には、50名ほどの参加希望者があり、保健所からの厳しい指導のもと、マスクや手袋の装着を徹底した中で行われた。
 蒸し上がった餅米を臼に入れて、職員らが潰し固めてから、餅つきを開始。会場の通路には餅つき体験を待つ長蛇の列ができ、係の誘導で、ひとりずつ重くて大きな杵を持ち、餅つきを体験した。
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 出来上がった餅は、ボランティア約10名により、手早く丸められ、あんこ餅ときな粉餅にして、来場者に振舞われた。参加者は、つきたての餅を頬張りながら、日本の独特の文化に触れ、楽しいひと時を過ごしていた。
 坂田美緒ちゃん(小1)は、「あんこが甘くて美味しい。お餅大好き」と話し、妹の菜緒ちゃん(3)も、「美味しい」と、餅を頬張っていた。
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