冬道を安全に運転するために、平成27年度小樽地区安全運転管理者事業主会交通安全セミナーが、11月28日(土)15:30から、ウイングベイ小樽(築港11)1階ネイチャーチャンバーで開かれた。
小樽地区安全運転管理者事業主会(杉江俊太郎会長)は、毎年12月1日から31日までの冬期間、冬道の事故防止啓発として冬道「じわ~っとおたる」運動を実施し、冬道のスリップ事故の原因となる、急発進・急加速・急ハンドル・急ブレーキの、4つの急がつく運転操作をやめ、冬道のスリップ事故を防ぐよう呼びかけている。
同セミナーには、小樽交通安全協会・小樽地区安全運転管理協会・小樽自動車協会・北海道中央バス株式会社が協賛し、小樽市と小樽警察署が後援。
ミス小樽の眞田夏奈衣さんが一日警察官を務め、道警シンボルマスコットのほくとくんともに協力、風船の魔法使い・エリサさんによるバルーンアートや色内小学校児童会の交通安全宣言、北海道警察音楽隊とカラーガード隊の演奏会などで、市民に冬道の事故防止を呼びかけた。
開催前に、ディズニーの夜行反射材と交通安全のメッセージが5バターン表示される携帯用扇風機の引換券を、小学生以下を対象に70枚配布し、SDD(STOP! DRUNK DRIVING PROJECT)全国こども書道コンクールや書道教室の飲酒運転撲滅のメッセージを筆文字に込めた作品を展示した、初登場の「おためし書道」コーナーでは書道体験ができた。
杉江会長は、「これからの冬道は、ひとりひとりが”車は滑る”ことを忘れずに、歩行者の方は車は急に止まれない意識を持ち、交通事故を減らすために、冬道はじわ~っと安全運転を意識して、この冬を乗り越えてもらいたい」と挨拶した。
森井秀明市長は、「残念ながら3名が亡くなり、これ以上悲惨な事故が起きないようにするために、啓発活動の強化に向けて取り組みたい。この運動がより一層市民に浸透することを願うとともに、飲酒運転の撲滅にも取り組んでいる。このセミナーをきっかけとして、小樽で事故が起こらないことを願っている」と述べた。
升田和宏小樽警察署長は、「運転する方は、4急操作をしないこと。スピードダウンと車間距離を守ってもらいたい。冬場に向けて、スリップ事故多発や高齢者が犠牲となる交差点事故などが懸念される。大事な命を守ってもらいたい」と話した。
バルーンアートショーや色内小児童の交通安全宣言、北海道警察音楽隊の演奏会で、会場は華やいだ雰囲気に包まれ、観客から大きな拍手が贈られていた。
北海道の交通事故犠牲者は、昨日までに166人、前年と比べ9人の増加。人身事故の発生件数と負傷者数は全道的に減っている。
◎小樽警察署
◎北海道警察音楽隊
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