函館男声合唱団の歌声 カトリック富岡聖堂に響く

 カトリック小樽教会(オール・フランソア・ザビエ主任司祭)は、11月7日(土)14:00から、同教会富岡聖堂(富岡1)で、函館男声合唱団(小岩洋代表)によるコンサートを開いた。信者をはじめ近隣住民ら170名が会場に集まり、男声4部合唱の歌声に酔いしれた。
tomiokachurch1.jpg 同コンサートは、オール神父が昨年まで函館湯川カトリック教会に勤務し、同合唱団の仲間だったこともあり、オール神父も出演して、コンサートが初開催された。
 真っ赤な揃いのブレザーを着た30名の団員が拍手で入場。グレゴリオ聖歌「kyrie」と聖歌657番「いつくしみふかき」で開幕。佐々木茂編曲「童謡でつなぐ日本の四季」どこがで春が、めだかの学校、小さい秋みつけたなど8曲を披露。
 第2ステージでは、亡き母の思いを綴った詩を男声合唱組曲した「おかあさんのばか」を、天神小5年生の古川ねねさんと大山明団員の朗読を交えて歌い、聴衆を悲しい物語の世界に誘った。
 会場の大きな拍手のアンコールに応え、「イエスの眼差し」を、オール神父の弾き語りを交えて歌い、最後に「きらめきの街へ」を熱唱。さらに大きな拍手が沸き起こった。
tomiokachurch2.jpg オール神父は、「伝統的な教会で歌いありがたく思う。これも、神様のお導きだと思う。『イエスの眼差し』は、イエス様が見つめる人達は、幸せが授かりますとの意味が込められている」と話した。
 80歳代の女性は、「当時が蘇り良かったです」と話し、夫婦で来場した人は、「紹介されて初めて来たが、素晴らしかった。感動し、来て良かったと思った」、札幌在住の女性は、「『おかあさんのばか』を聞き、物語を歌で伝え素晴らしかった」と満足していた。
 同日、18:30からは、小樽市民センター(色内2)マリンホールで、小樽混声合唱団(佐原昌義代表)と同合唱団とのジョイントコンサートが4部構成で開かれた。
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