「計量の日」 アザラシの赤ちゃん体重測定!

 11月1日の「計量の日」にちなみ、おたる水族館(祝津3・伊勢伸哉館長)は、アザラシとオタリアの体重測定を公開した。体重を当てるクイズや動物の体重にまつわる話を来館者に聞かせた。
 同館では、季節の行事に合わせて様々なイベントを開催。今回初めて、計量の日に合わせたイベントを行なった。
1101aqua1.jpg 12:20から、同館・海獣公園の出産保育プールで過ごす「くろまめ」と「ミカエル」共に0歳のゼニガタアザラシ2頭の体重測定の様子を公開し、合計何kgか当てるクイズを来館者に出題。
 くろまめは、今年4月末に海岸で衰弱していたところを、ミカエルは、6月末に定置網に迷い込み衰弱して保護された。どちらも日高管内襟裳町から同館に搬送された赤ちゃんアザラシで、保護されたゼニガタアザラシは3年ぶりの公開となり、愛くるしい表情で、来館者の人気者となっている。
 同館では、定期的に健康管理のために体重を測定し、餌を食べ過ぎていないかなど健康状態をチェックしている。
1101aqua2.jpg 何事かと不安そうな表情を浮かべるアザラシに職員2名がそっと近づき、1頭ずつカゴに入れ、体重計で測定した。その合計をクイズで出題。
 100kg以上かまたは100kg以下かで問題がスタートし、徐々に数値を下げ、正解者を6組まで絞った。その6組に、2頭の合計体重をボードに記入してもらい、正解に一番近い人に賞品が贈られた。
 くろまめは20.66kgで、ミカエルは36.38kg。合計57.04kgが正解となった。
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 その数字に一番近い57.50kgと予想した函館から訪れた山森壮一さんは、「昼に水族館に到着したばかりで、偶然クイズに参加した。勘で書いてみたら当たりました」とアザラシのぬいぐるみを贈られ喜んでいた。
 同館・角川雅俊獣医は、「計量の日にちなんだイベントは初めてで、皆さんに楽しんでもらいたいと企画した。今後も継続していきたい」と話した。
 14:30からは、イルカスタジアムでオタリアの体重測定を公開し、動物の体重にまつわる話を聞かせた。
 おたる水族館HP