市消防士大健闘! 全国大会で2位の好成績


 小樽市消防本部は、消防署警備1課救助第1係・田中康二郎さん(23)と、同警備第1係・楢崎哲さん(23)の2名の消防士がチームを作り、全道大会の「ロープ応用登はん」の部で優勝し、8月29日(土)に神戸市で開かれた「第44回全国消防救助技術大会」に出場。49チーム中、2番目の好成績を収めたと発表した。
 全国の地区予選を突破した消防士50チームがエントリー。大会当日は49チームが出場。標準所要時間16秒のところ、田中・楢崎チームは9.30秒を記録。出場チーム2番目の好成績を収めた。全道大会での9.50秒の自己ベスト記録よりもさらに記録を伸ばした。
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 同大会で1番の記録は、福島県代表チームで9.15秒。川崎市代表のチームも9.30秒と同タイムだった。
 全国大会は、1972(昭和47)年に東京で開催されたのが始まり。救助隊員の甲子園とも呼ばれ、各地の地区大会を突破した救助のスペシャリスト1,000人が出場し、陸上の部と水上の部各8種目あり、熱い戦いを繰り広げた。
 陸上の部の「ロープ応用登はん」は、登はん者と補助者の2名が組になり、器材を使用せずに、吊るされたロープを15m登り、タイムを競う訓練競技。
 田中さんと楢崎さんのそれぞれのセンスを生かし、全国大会出場に向けて、消防署員も練習に協力した。訓練場となる市民消防防災研修センター(天神2)で、塔上から垂らされたロープを使って、2人の息の合ったタイミングでスタートし、足にロープに固定させながら素早く登った。
 その様子をビデオで撮影し、改善点を見つけ、指導教官のアドバイスと合わせ、本番へ向け練習を積み重ねていた。
 全国消防協会
 大会公式HP
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