クラシックカー124台が集結! 市総合博物館

 第9回小樽クラシックカー博覧会が、8月30日(日)9:30から16:00まで、小樽市総合博物館(手宮)で開かれ、国内で1台という貴重な日産のダットサンをはじめ、124台の愛車が集結した。
 第1回以来の”1988(昭和63)年以前に製造された”という参加車両基準を見直し、”1988(昭和63)年以前に製造された二輪車及び三輪以上の国産車・外国車及びそれらの同型車で平成7年(1995年)以前に製造されたもの”とし、今年で車年齢が20年となる同型車の参加を認めた。また、現状で車検が通る車両としている。
otaruclassiccar2.jpg 主催する小樽クラシックカー博覧会実行委員会・松本誠一実行委員長は、愛車スープラ(平成4年・トヨタ)を展示し、今博覧会の見所を、ダットサン会のメンバーが参加し、午前と午後のトークショーや、小西自動車の板金ショーなども楽しめ、「今年は車の数も増え、皆さんに楽しでもらいたい」と話した。
 7:30頃から愛車が会場に搬入され、博物館の構内をクラシックカーが埋め尽くし、楽しみにしていた名車ファンが訪れ、1台1台熱心に眺め楽しんだ。
 1979(昭和54)年のトヨタ・コロナTT130は、新車の輝きを残し、1986(昭和61)年のトヨタ・チェイサー、1974(昭和49)年のトヨタ・クラウン、還暦を目指すダットサン1200トラックなどの名車で溢れた。
 ダットサンを愛する「全日本ダットサン会」(約170名)の佐々木徳次郎会長と岡健副会長によるトークショーも開かれた。
otaruclassiccar1.jpg 展示した1963(昭和38)年のダットサンブルーバード(P312)は、国内でこの1台のみで、大変珍しくコンディションも良い。また、1963(昭和38)年ダットサン・ブルーバードエステートワゴン4ドアは、岡副会長が知る限り関東より上に3台のみ。エンジン1,200ccを搭載し、塗装も良く、貴重な純正のホグランプ付き。ボンネットを開け公開し、来場者が群がり説明に耳を傾けていた。
 岡副会長は、「公道を走れる状態で、それぞれに個性や特徴のある車があり、貴重な車を基に、産業の発展に繋げたい」と話した。
 同会・北海道支部・對馬克昌さん(苫小牧市)は、小樽在住の父の愛車ダットサンを展示。1974(昭和49)年のもので、父親から受け継ぎ管理をしているという。
 茨城県在住の小嶋幸夫さん所有の昭和43年のいすゞボンネット(9人乗り)も、希望者を乗せて試乗体験を開催。岩手県大船渡の鉱山での送迎車として使われ、山道のため四輪駆動が特徴。
 北海道在住の車カタログコレクター小林氏による「旧車カタログ展示会」が、同館常設の列車の中で開かれていた。
 小樽クラシックカー博覧会
 全日本ダットサン会
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