蝶の標本1,000点を展示!市総合博物館 (2015/08/14)

 小樽市総合博物館(手宮1)は、同館所蔵の蝶の標本約1,000点を紹介する企画展「世界の蝶・小樽の蝶」を、9月27日(日)まで、2階展示室で開催。美しく珍しい蝶の標本に、来場者は足を止めて見入っていた。

otarubutterfly1.jpg 同館では、国内外で採集された約7,000点の蝶の標本を収蔵。そのうち、同館運河館(色内2)で、200点を常設展示で紹介。今回の企画展では、それ以外に、初めて公開する蝶も多数あり、見応えのある展示となっている。

 一昨年、静岡県在住のコレクター鈴木章一氏から、アフガニスタン産の蝶の標本300点以上の寄贈を受け、その中から厳選して、国内でもあまり見る機会のない貴重な蝶を展示している。

 アフガニスタン北東部の標高4,000m以上ある生息地で採集された、アゲハチョウ科・アウトクラトールウスバの他、シロチョウ科・マルコポーロモンキチョウなど、蝶のコレクターにとっては大変価値のあるものを公開している。

 また、小樽で採集した92種類の中から、小樽に生息している86種の全種を展示している。条件により定期的に飛来する蝶が6種類(ヒメアカタテハやアサギマダラなど)あることが分かった。

otarubutterfly3.jpg 北海道には120種類の蝶がいると言われ、小樽は86種類もの蝶が住める環境にあり、他の場所よりも蝶の研究者も多く、調査が進められている。

 絶滅が危惧される40種のレッドリストの掲載種を展示。近い将来野生での絶滅の危険性が極めて高い「絶滅危惧種ⅠA類」のシジミチョウ科ゴマシジミ本州中部亜種やタテハチョウ科ウスイロヒョウモンモドキなども所蔵している。過去に千歳市にいたアサマシジミは、現在ここでは絶滅しているなど、貴重な資料となる。

 会場には、南米に生息する青く輝く美しい羽の蝶・モルフォ蝶類や、羽に目玉の模様があるフクロウチョウ、メガネのような模様に見えるメガネトリバネアゲハなど、珍しい蝶の標本を間近で見ることができる。

 他にも、触覚の形が、先細りなのは蛾で、先端が太く棍棒状なのは蝶と、蝶と蛾の違いについて図を交えて解説している。

otarubutterfly2.jpg 8月14日(金)11:00と13:30の2回、展示会場で、小学生以下を対象にゲーム形式で「チョウの秘密をみつけよう!」が行われた。

 11:00には、3歳から小学生まで7名が参加。同館の山本侑奈指導員から、枯葉にそっくりな蝶や、羽にフクロウの目やメガネ、数字が書かれているように見える蝶はどれか出題され、蝶の秘密を探った。参加者は、展示している蝶の標本から問題の蝶を探し当て、珍しい蝶の存在を知り、ゲームを楽しんでいた。

 札幌在住の田中大貴君(小4)は、「クイズに参加し、色々な蝶があってすごいなと思った。この中で初めて見た、羽に8の数字が書かれているようにみえる"クリメナ・ウラモジタテハ"を好きな蝶に選んだ」と話した。

 担当の山本亜生学芸員は、「小樽には、蝶の研究者が多く、小樽の蝶のコレクションが増えた。当館では、約7,000点もの蝶の標本を収蔵し、その一部を展示し、他にもいろいろな種類があることを知ってもらいたい。初めて公開する蝶や珍しいもの、美しい羽の蝶など、企画展でご覧いただきたい」と話した。

 企画展「世界の蝶・小樽の蝶」7月18日(土)〜9月27日(日)9:30〜17:00
 小樽市総合博物館(手宮1)2階企画展示室 入館料のみ

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