小中学生が外国人と合宿! 国際感覚を育む


Englishcamp1.jpg 市内の小中学生と外国人が合宿して国際感覚を育む「OTARU ENGLISH CAMP」が、8月6日(木)・7日(金)の1泊2日の日程で、おたる自然の村「おこばち山荘」及び小樽運河等で、昨年に引き続き行われている。小樽市教育委員会が主催。北海道教育庁後志教育局と小樽ユネスコ協会が後援。
 同イベントは、観光案内等の体験を通じて、観光都市小樽のグローバル化を担う人材の育成を目指し、外国人と宿泊することにより、「生きた英語」を学び、国際感覚を磨き、英語教育の充実を図ることを目的としている。
 第1日目は、自己紹介やゲーム、翌日の小樽観光案内のPR活動の準備などを行った。第2日目は、朝から最終確認のための練習を行い、運河プラザからメルヘン交差点の範囲で、外国人観光客へ観光案内を実践する。
Englishcamp2.jpg 今回は、小学5・6年生28名と中学生39名の計67名が参加。道内のALT(外国語指導助手)7名と小樽商科大学留学生1名、市内の小中学校教職員10名らが運営スタッフとなった。
 初日の6日(木)は、同山荘研修室に集まり、8つ班に分かれ、午前は自己紹介やゲームを楽しんだ。
 午後は、翌日の運河等で実践する観光案内PR活動の準備を中心に進められた。各テーブル上の紙に、小樽の観光名所をピックアップし、それを紹介する原稿を作成した。ALTのアドバイスを受けながら、挨拶の言葉を添えて英文を考え、リハーサルを繰り返した。夕食後は、レクリエーションを行い交流を深めた。
Englishcamp3.jpg 福田稀羅々さん(中3)は、「明日紹介する中央市場について、どんな物が売られているか思い出しながら、英語で文を作った。1年生の時と違い、英語が分かるようになり、聞いていて面白い。明日の実践では、話かけるのは大丈夫だが、英語で話せるのか心配」と話した。
 加藤海輝君(中2)は、「長く使え手作りで種類の多いガラスと、音が綺麗なオルゴールを紹介しようと選んだ。明日は、大きな声で話し、伝えられるように頑張りたい」と話した。
 小樽教育委員会教育部・中島正人指導室長は、「参加者に、英語が楽しいと思ってもらうのが一番で、英会話の力に繋がると思う」と期待を寄せていた。
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