アフリカンアート展! 小樽スペースアルト


 色彩豊かな絵画やユニークなデザインが施されたアフリカの作家達の作品を集めた「アフリカンアート展」が、8月4日(火)から8日(土)まで、小樽スペースアルト(稲穂2・あまとう横小路)を会場に開催されている。
africanart1.jpg 小樽出身の高橋朋子さんが代表を務める、アフリカ・ジンバブエのジャナグルアートセンターの主催で、同展での売上金は、同センターの運営資金や子ども達の学費に充てられている。
 ジンバブエやウガンダ・ケニアなどアフリカ在住の工芸家達が、天然素材で作ったバスケットや、野生動物や人々の暮らしを描いたタペストリーや絵画、石を素材にかたつむりやありの形に仕上げた石細工、ビーズや骨・角を使ったアクセサリーなど約500点を展示販売している。
 古民家を改造した店内と、アフリカンなアート作品が融合し、ゆったりとした雰囲気を醸し出し、異国アフリカの地に思いを馳せながら、作品から現地の生活ぶりや野生動物を知ることができる。
africanart2.jpg 同展でもお馴染みの人気工芸家Mr.ブッカー(ジンバブエ在住)の作品は、瓶の蓋(王冠)のバッチや、メタルのシートやスプレー缶を伸ばし、アフリカらしい動物の置物やモビールに変身させた、まさにリサイクルアート。カエル・カメレオン・キリン・トカゲ・ライオンに生まれ変わった。
 また、画家・アイリーン(ジンバブエ在住)は、カラフルな色彩で、木製のトレーや鏡のフレーム、ホーローカップなどに、ジンバブエの人々の日常の様子や動物達を、どれも生き生きと描いている。
 他にも、鉄の廃材から生まれた音楽家三人衆の置物や、水牛の角のボタン、マタンバの木の実でつくった楽器、イプァの草を編んで作った工芸品のバスケットなど、どれも、異国情緒漂う作品で、珍しいものばかり。
 高橋さんは、小樽出身で、1979年、ボブ・マリーに魅了され、1980年独立の式典に国賓として同氏を招いた「ジンバブエ」に関心を寄せ、1986年に移住。その後、「ジャナグルアートセンター」を設立し、才能のある児童に伝統楽器の演奏や歌、ダンスを指導し、レコーディングやビデオ制作、近隣国のグループと24時間コンサートを実施。日本でもツアーを実施し、今年は6月から7月までの42日間、沖縄から北海道士別市まで30ヶ所以上のコンサートを開催し、多くの観客を楽しませている。
africanart3.jpg 市内でも滝の湯デイサービスセンターを皮切りに、保育園や色内・北手宮・手宮小学校、ウイングベイ小樽や病院など9ヶ所で開催し、メンバーは7月12日に帰国している。
 高橋さんは、「作品からは、アフリカの作家が楽しみながら作ったことが伝わる物ばかり。珍しい素材を使った作品も多く、発想も自由。野性的だったり素朴だったりと、見ている人をリラックスさせるアフリカンな作品を楽しんでもらいたい」と話した。
 なお、会場では、昨年7月4日ターミナルプラザことにパトス(札幌)で開催の「ジャナグルコンサート」を収録したDVD(全12曲・58分間・2,000円)を上映し販売している。
 また、今年6月には、ジャナグルファンクラブを設立。年2回のジャナグル・ニュースレターと、ツアーの案内や交流会を予定している。
 年会費:正会員3,000円・賛助会員 1,500円
 会費・寄附の振込先 ゆうちょ銀行口座 02770-8-48287
           口座名 ジャナグルファンクラブ
 アフリカンアート展 8月4日(水)〜8日(土)10:00〜17:00(最終日13:00)
 スペースアルト(小樽市稲穂2-16-7) 入場無料
 問合せ:080-4046-2884 高橋朋子
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