潮音頭と潮踊り唄 稲穂小で練習会


usio-inaho1.jpg 小樽市立稲穂小学校(富岡1・寺澤真校長)は、夏の小樽の一大イベント「おたる潮まつり」で踊る潮音頭と潮踊り唄の練習会を、7月16日(木)・17日(金)の両日、18:00から19:30頃まで、同校体育館で開催。初日の16日(木)は、児童・保護者・学校関係者ら約150人が参加し、会場は熱気に包まれた。
 小樽市教育委員会は、平成27年度教育行政執行方針に、地域社会に貢献する実践的な力を育成する「ふるさと教育推進事業」の取り組みを発表している。
usio-inaho2.jpg 市内の児童や生徒が、小樽の文化「潮音頭」についての歴史背景や踊りの振り付けの意味などを学び、郷土愛をはぐくみ、また、踊りを学ぶことで、来年50周年を迎える同まつりに、より多くの学校が参加できるようにと取り組んでいる。
 今年、潮音頭の練習会を実施した学校は、小学校19校・中学校12校の計31校。市内には、38校の小中学校があり、練習会を実施しない7校は、過去に潮ねりこみに参加していたり、すでに、潮音頭を学んでいる学校。今回の練習会で、市内の小中学校全校が潮音頭を学んだこととなった。
 18:00から練習会が始まり、初日は、1年・3年・6年の児童と保護者が参加し、日本舞踊家・藤間扇玉氏の丁寧な指導が行われた。
usio-inaho3.jpg 初めに潮音頭について説明され、輪になり曲に合わせて踊った。次に、潮踊り唄を練習した。男踊りの同唄は、足の上げ方に特徴があり、手本を見せながら説明。曲に合わせて踊り、子ども達の「わっしょい」の元気な掛け声が響きわたり、熱のこもった練習が続けられた。
 3年生の女子児童は、「難しい所もあるが、波をつくる所が楽しかった。ねりこみに参加するのが楽しみ」と笑顔で話した。
 同校は、昨年、有志がねりこみに参加。今年は、開校120周年を迎え、揃いのピンクの記念Tシャツを着て、児童・保護者・学校関係者など約450人を率いる梯団がねりこみに参加する予定。
 なお、17日(金)も18:00から、2年・4年・5年生が参加して踊りの練習会を予定している。
 おたる潮まつり公式サイト