ゴタゴタ続きの第2回定例会 一日遅れで"閉会" (2015/07/07)

 小樽市議会(横田久俊議長)第2回定例会は、1日遅れの日程で、最終日の7月7日(火)13:00から、本会議を開き、平成27年度小樽市一般会計補正予算をはじめとする議案14件と、小樽・後志周産期医療体制を守る意見書など9件を可決。人事案件2件に同意。陳情の6件のうち、市道「幸2丁目12番付近」の横断歩道設置方についてなど4件を採択。請願の小樽市への賭博場・カジノ誘致反対方については、不採択とした。

 今議会の焦点となった小樽ドリームビーチ問題については、6月29日に先議した銭函のおたるドリームビーチ市営海水浴場開設のための一般会計補正予算案(1,290万円・議案第1号)と減額した修正案(630万円)を採決し、ともに賛成少数で否決した。また、共産党から提出された非核港湾条例案も否決された。

0707council.jpg 同定例会の提出議案は、平成27年度小樽市一般会計補正予算(先議予定)を含めた予算議案3件。小樽市市営住宅条例の一部を改正する条例案及びその他の議案11件、専決処分報告などその他の報告が5件、追加提案の人事案件2件で、日程は、6月18日(木)から7月6日(月)までの19日間と決めて開かれた。

 ところが、24日(水)の定例会で、市長と市議会の「言った言わない」のやりとりで、一般質問が中断され、予定していた市議会日程が流会となる異例の事態となった。これだけでは収まらず、25日(木)には、前日にやり残した一般質問を、3時間遅れの16:00にやっと再開した。

 この結果、会期を20日間に1日延長し、7日(火)が最終日となったが、またもや、石田博一議員(無所属)の発言を巡り、14:12に中断し、16:30にやっと再開するゴタゴタ続きの市議会となった。

 「カジノ誘致に反対する小樽市民の会」が、カジノを誘致しないように求める請願書と署名10,310筆を添えて市議会へ提出。経済常任委員会に付託され、不採択となった。本会議では、共産(5)・民主(4)・無所属(1)が採択に賛成の討論を行った。

 民主党・面野大輔議員は、「市長提案説明の中で、誘致に向けた考えはないとしてるため、請願書の願意はすでに、満たされていると考えるが、カジノに対する思いとして同意でき、私達が主張してきた内容に合致するため不採択とはできないし、議論する必要がないので継続でもない。よって採択とする」と述べた。

 自由民主党・中村吉宏議員は、不採択の討論の中で、「森井市長は、カジノを含む統合型リゾート施設IRの誘致に対して、一貫して反対の立場をとり、小樽市がカジノ誘致を積極的に行うことなど今後も考えられず、この請願は、すでに願意は満たされていると判断できることから、対象となる問題が存在せず、採択する必要性がない」とした。

 その後、無所属の石田博一議員が、採択に賛成の討論を行った。

 「3つの観点から話す。過去の小樽市のハコモノ行政は、ことごとく失敗していること。マイカルならびに中心部サンモール一番街の衰退など、挙げ句の果てには固定資産税の回収すらできない、最悪の状況を生み出していること。とくに、マイカル小樽については、過去に商店街からの猛烈な反対があったにも関わらず、新谷市政は強行し、オール与党が生んだ汚点は、大きな借金だけが残った。

 第2に、先人達が築き上げてきた歴史、文化、魅力ある自然環境がある小樽に、カジノは異質なものと考えます。むしろ、小樽のイメージを落とすものと思われます。もしも、そこに収益、雇用、それに期待をして企画されるのであれば、まだまだ他の手段があってしかるべきと考えます。例えば、滞在型の観光にもっと視線を向ければ、疲弊している商店、飲食店、花街など活気づくでしょうし、大学の誘致を目指せば、若者たちの集える街となるでしょう。カジノが出来て、本当に、海外からも年間200万人ものギャンブラーが集まるのでしょうか?。しっかりとした先見の明の裏付けがないまま、カジノありきで邁進してきた中松市政は、浅はかと言わざる得ません。

 第3に、ギャンブル依存性は、全国的にも社会問題となっております。小樽は、サラ金・消費者金融等が人口の割に多いと言われております。また、市内の生活保護者が、朝から晩まで、パチンコ屋に入り浸っている姿を私は何度も目撃しております。これ以上、射幸心を煽るようなことを、小樽市を挙げて、推進するなんてことはあってはならないことだと断言いたします」と採択に賛成するとした。

 この討論に対し、他会派から、「不適切な発言があり。看過できない」と審議を中断。議会運営委員会を通じて、各会派の意見を聞いた。再開後、横田議長は、石田議員に「今後、議会の場の発言には、節度ある言葉使いに努め、議会の品位を汚すような発言を繰り返すことのないよう厳重に注意し、議長の職権により発言の一部を議事録から削除した」とした。

 議事録から削除されたのは、「花街」と「小樽は、サラ金・消費者金融等が人口の割に多いと言われております、市内の生活保護者が、朝から晩まで、パチンコ屋に入り浸っている姿を何度も目撃しております。」の部分。削除には全会派が了承した。

 追加した人事案件の議案第16号は、固定資産評価員の選任について、小山秀昭氏の後任に前田孝一氏を、議案第17号は、人権擁護委員候補者の推薦について、9月30日を持って任期満了となる鈴木美代子氏と島常雄氏を継続し、欠員の補充として中川めぐみ氏を推薦。どちらも同意した。

 国や道に求める意見書案は、マイナンバー制度の施行中止を求める意見書案と介護報酬の再改定を求める意見書案を否決。オスプレイの新たな配置計画を撤回することを求める意見書案や小樽・後志地域における周産期医療体制を守る意見書案など9件を可決した。

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