銭函の飲酒ひき逃げ 被告に懲役22年求刑!


 小樽市銭函のドリームビーチの海水浴帰りの若い女性3人が死亡し1人が重傷を負った、2014年7月13日午後4時半頃に起きた飲酒ひき逃げの死傷事故で、ちょうど1年経った2015年7月3日、札幌地方裁判所で行われていた裁判員裁判の第5回公判で、梅津雅英被告(32)に懲役22年が求刑された。
 同事故は、飲酒ひき逃げ犯がドリームビーチの海の家で長時間にわたって飲酒を続け、小樽市の市道で、スマートフォンを操作しながら 前方不注意で、海水浴帰りの女性4人をはねて死傷させ逃走した事故で、その悪質さとその悲惨な状況から、世間に大きな反響を呼んでいた。
 札幌地裁の裁判員裁判では、事故に対する飲酒の影響についてが争われていた。検察側は、「飲酒の影響で正常な運転が困難だった」として、自動車運転処罰法違反の危険運転致死傷を適用することを求めていたが、弁護側は「飲酒の影響でなく、スマートフォン操作による脇見が事故原因だ」として争っていた。
 札幌地裁(佐伯恒治裁判長)で3日に開かれた第5回公判で、検察側は、「犯行態様は極めて悪質」と危険運転致死傷を適用して、梅津被告に懲役22年を求刑した。注目の判決は7月9日に下される。
 小樽飲酒ひき逃げ事故(googleニュース)