第53回一聖会展 1年間の集大成を発表


ichiseikai1.jpg 藤田勇一氏が講師を務める「一聖会」の、53回目の作品展が、7月1日(水)から5日(日)までの5日間、市立小樽美術館(色内1)1階多目的・市民ギャラリー1で開催している。
 70歳代の会員10名のF1号からF20号までと、SMや色紙サイズに描かれた水彩・油彩・アクリルの45点を展示している。
 作品の共通テーマはなく、教室で描いた静物や写生会での作品、独自に描いたお気に入りの作品を持ち寄り、1年間の集大成を発表している。
 同会は、1964年(昭和39年)に発足し、現在10名の会員。会長の藤田氏が講師となり、夏季は小樽市内や後志管内で写生会。冬季は市民センターでデッサン会を開き、ほぼ毎月絵を学んでいる。会名は、発足当時開催された東京オリンピックの聖火の「聖」と、会員が一つになり仲良くという意味を込め「一」の文字で、同会長が「一聖会」と名づけた。
ichiseikai2.jpg 風景画を得意とする藤田氏は、祝津や日和山灯台とひまわりや紫陽花の花の絵を出展。橋本恵美子さんは、金融資料館や自宅から見える風景を水彩で描き出展。建物の特徴を細かく捉え、丁寧に描いている。
 また、稲田稔さんは、何度も通った有幌町やフゴッペ海岸の風景画と、堺町通りの風景を、単彩で仕上げている。単彩とは、必要な部分だけを描き、色彩も少なめで、簡単なようで難しいと説明した。
 稲田さんは、「いろいろな作風に挑戦し楽しんでいる。会員の皆さんは、日々上達していると感じる。多くの人に、作品を見てもらうことが一番うれしいです」とPRした。
 同会では、8月に富岡教会で写生会を予定している。
 第53回一聖会展 7月1日(水)〜5日(日)10:00〜17:00(最終日16:30)
 市立小樽美術館(色内1)多目的・市民ギャラリー1 入場無料
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