第2回定例会 空転の本会議ようやく再開!  (2015/06/25)

 森井秀明市長の議会答弁を巡り、再三にわたり審議が中断し、空転していた小樽市議会第2回定例会(横田久俊議長)は、前日にやり残した4人の一般質問を、すったもんだの末、日程を1日ずらし、6月25日(木)16:00になって、ようやく本会議の再開にこぎ着け、またも夜間議会に突入して、予定していた一般質問を1日遅れで、ようやく終了した。

0625mayer.jpg 再開した本会議冒頭、森井市長は、議会運営委員会と同意した内容と異なる発言をし、24日の本会議を4時間20分に渡り中断したことに対して、改めて陳謝した。

 森井市長は、「私と議会との双方で解釈にすれ違いが生じ、双方で調整されないまま時間だけが経過し、本会議が再開できない事態となった。議会運営委員会で確認した事項と異なる内容で発言したことは、取り違いによるものであり、その結果、第2回定例会に付託された市民生活に重要な議案審議が行われないことは、市民にとって不利益になることであり、私としても遺憾なこと。今後、より意思の疎通がなされるよう議会との良好な関係を築いていきたいと思う」と陳謝した。

 横田議長は、「議会の空転や停滞の事態は、最終的には、市民の皆さんの不利益に繋がらることは言うまでもない。議長に委ねられた最も重要な責務は、正常な議会運営の実現にある。お互いの意見の食い違いや対立する場面があろうかと思うが、双方が目指すものは、市民生活の向上のただ一点であり、今後ともその目的に向けて、お互いに尊重する中で積極的に取り組んで参りたい」と述べた。

 この後、高野さくら(共産)、酒井隆行(自民)、中村誠吾(民主)、秋元智憲(公明)の4人が一般質問に立った。
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 高野議員と中村議員は、北海道から後志で唯一の地域周産期母子医療センターに認定されている、小樽協会病院の医師不足により、今年7月から新規の分娩受付を中止することを受け、市内における周産期医療体制の確立について質問した。

 高野議員は、「リスクの高い分娩に対応していただけに、市民の中で不安が広がり、出産できる病院が、協会病院と小樽レディーズクリニック2つしかなく、妊婦にとっても忙しない中での出産となり、気持ちが不安定となり難産となった例や、自分や子どもの命に危険性を感じ、小樽での出産はしたくないと聞いている。出産は、母と子どもの命に係る大変な問題で、小樽市の未来に係る人口減に直結する重大な問題だと思う。一刻も早く、小樽協会病院で子どもを産める環境を整えることが先決」と訴えた。

minsyu-nakamuras.jpg また、中村議員は、「生まれた後の総合的な医療体制のあるしっかりとした病院で、安心して子どもを産みたいと願うのは当たり前のことで、市民の権利。今後、協会病院が分娩を中止した場合、市内クリニックはどこまで受け入れが可能なのか。札幌での出産を考える家族もあるが、いよいよ現実のこととなる。市内で出産ができなくなることは、重大かつ危機的な影響を与えることになる。市長の責務である市民の命を守る根本が成り立たなくなる。今日の事態に至るまで、協会病院からなんらかの要求があったのか」質問した。

 森井市長は、「多くの署名が集まり、改めて周産期医療に対しての関心の高さを認識した。子育て支援と周産期医療の業務を担う職員を配置し、協会病院などの関係機関へ出向き、情報収集に努めている段階。子育てしながら医師として働ける環境を整え、可能な支援策を検討したい。今後は、管内の町村とも連携し、北海道などの関係機関に対して要望・要請を行うなど、産婦人科医の確保に向けて取り組みたい」と答弁した。

jimin-sakait.jpg また、「協会病院の分娩再開は、最優先課題と考える。協会病院が分娩を中止した場合、市内クリニックがどこまで受けることができるか、スタッフの数や施設の機能により、ある程度限られるものと考える。署名を提出した際に、医師確保へ向けて努力すると発言されたと聞いているが、引き続き北海道に対して要望要請を行い、医師確保の後押しを行いたい」と答弁した。

 酒井議員は、「記者会見や様々な場面で、市政の現状をオープンにするとの発言だが、なかなか見えてこない。しっかりと議論するためにも透明感のある答弁を」と求めた。

 秋元議員は、「森井市長に不信感を強く抱くひとりで、一般質問を中止したいとまで思っていたが、会派の説得を受け思い直した」として、質問の前に、「市長のとった行動は理解できない。適材適所と言われた人事だが、市長と総務部長との連携すら不十分で、先が思いやられる。koumei-akimoto.jpg答弁するためにメモをほとんど取らず、答弁漏れが多発し、市民の代表として付託を受け、真剣に議論する議員に対して失礼。市政は停滞し、市民生活に影響が出るのは明らか。市長が議会から信頼されなければまったく示しがつかない。今後、繰り返さないよう、議会との信頼回復のために反省し努力することを強く要望する」と述べた。

 この日の本会議は、前日の市長の答弁を巡っての市長と市議会の調整が、午前から議運を中心に、議長・副議長も乗り出して行われたが、結局、なかなかまとまらず、本会議を再開できたのは、ようやく16:00になってからで、3時間遅れで始まり、またも夜間議会に突入し、19:30に終了した。

 26日(金)13:00から、予算特別委員会が開かれ、おたるドリームビーチ市営海水浴場開設のための補正予算案等について審議を予定している。

 議会予定表

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