大きな写真ずらり!小樽カメラクラブ作品展


 写真を趣味とする人達が仲良く・楽しくをモットーに集まる、小樽カメラクラブ主催の「第48回全紙写真作品展」が、6月17日(水)から、市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー1で始まった。
otarucamera1.jpg 同会(滝野邦保会長・12名)11名のナイスショット写真43点を、大判の全紙サイズ(457mm×560mm)にプリントして展示している。
 全紙サイズにこだわり続けている同作品展は、以前フイルムカメラが主流の頃、35mmフィルムが、大判サイズの全紙に引き伸ばせることを知らせるために行なったのが始まり。
 同会は、月1度の例会を開き、各自の作品を互選し、会員相互による勉強会を行い、定期的に、市展審査員の石津聡氏を招き、写真技術の向上を図っている。雪見や花見の一泊旅行で撮影会を実施し、会員同士の親睦も深めている。
 同会会員の顔ぶれは、一見、北海道写真協会の審査員や写歴が長いベテラン揃いの印象を受けるが、会では、お互いの作品を見せ合い意見を述べ、和気藹々とした雰囲気だという。
otarucamera2.jpg 会場には、おたる水族館のペンギンの散歩の様子をタイミング良く捉えたた作品を出展した小林好江さんや、モデル撮影会で影を大きくしたり、モデルをコピーしたり、遊び心満載の作品を出展した森井透さん、街角のポスターを取り入れたり、都会の光景を醸し出す作品や美脚を得意とする滝野会長の作品、窓辺から見る氷や影をモノクロで心象的に切り取った宮尾一美さんの作品など、独自の得意なアングルで発表している。
 本郷正利さんは、「小さく見るより大きい方が臨場感やスケールをアピールでき、写真の良さも分かりやすく表現できる。11人それぞれが人物やお祭り、風景など好きなモチーフを発見し作品に仕上げ、出展者自身も楽しんでいる。11人の個性ある作品展を見てもらいたい」と話した。
 小樽カメラクラブ「第48回全紙写真作品展」
 6月17日(水)〜21日(日)10:00〜1700(最終日16:00)
 市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー1 入場無料
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