おたる案内人ジュニア 都市景観大賞で優秀賞 (2015/06/16)

 国土交通省は、平成27年度都市景観大賞の「景観教育・普及啓発部門」優秀賞に、小樽市立色内小学校5・6年生の総合学習を活用して取り組む、おたる案内人ジュニア育成プログラムが受賞したことを発表した。

keikantaisyo2.jpg 資格を有した市民が、地元の子ども達に歴史を伝える循環型の仕組みや、独自のアイディアが盛り込まれたジュニア用のテキストブックを発行。教育プログラムの内容も豊富な点など高い評価を受けた。

 同校・谷本慎司校長は、「当校は恵まれた環境で、歩いて行ける距離に小樽の歴史的建造物や名所があり、観光大学校の組織や案内人がいて、人と場所の出会いによってできた事業である。学んだことで終わることが多いが、実際に現場へ行き実践できる場が、子どもにとってやりきった満足度は、座学だけで学んだ学習には得られないものがある。なんらかの形で引き継いで行ってもらいたい」と受賞を喜んだ。

 同プログラムは、2011年にNPO法人歴史文化研究所がスタートさせ、小樽観光大学校が主催する「おたる案内人」の資格を取得した観光ガイド5名が講師となり、おもてなしについて学び、小樽の歴史についての講義や歴史的建造物の見学。聞く人が楽しめるようなガイドの仕方などが盛り込まれ、5月のGW後から10月まで2年間で約70時間(授業)を費やす。最終課題として、6年生を観光ガイド「おたる案内人ジュニア」としてデビューさせ、小樽運河等で、関係者や観光客にガイドを実践している。ガイドを受けた観光客からは、改めて小樽の歴史を知ったと喜ばれている。

 小樽市のふるさとまちづくり協働事業の3年間の助成を受け、同事業の内容を知るまちづくり推進課の勧めで、同法人が初めて応募し今回の受賞となった。

 受賞を受けて、同法人美濃進総務部長は、「生徒達が頑張ったご褒美だと思う。これからの励みになる。来年3月に閉校となるが、小樽の町にあるこの仕組みを継続してもらいたい」と話した。

keikantaisyo1.jpg 6月16日(火)6時間目、同校6年の23名は、2つに分かれ、大井厚夫さん・米花豊悦さん・阿久津米子さん3名の案内人が講師となり、案内人に向けての実践的な勉強を開始した。観光客に何をどのように伝えるか、ガイドのシナリオ作成のプログラムに入った。

 3名の案内人は、「小樽は素晴らしい歴史が沢山あり、良い町で子ども達がそれを感じ、直接小樽に来た人へ伝える素晴らしい手段となる(大井さん)。みんなが一体となり表彰されたと思う。生徒の頑張りが想像以上で本番のガイドのできも見違えるようだ(米花さん)。この企画は、市民のひとりとして大賛成。小樽の観光を子ども達から盛り上げてもらいたい。期待している(阿久津さん)」と話した。

 プログラムに参加する同校6年生は、「自分達の町を改めて知ることができ、他の人達に知らせるのは嬉しい(山王皇大君)。小樽の色々な歴史を観光客の皆さんに教えることができ、すごく嬉しい(佐藤美嘉さん)。観光客の方々に自分の担当場所をうまく説明できるように頑張りたい(油谷玲奈さん)」と感想を述べた。

 受賞の盾が応募者のNPO法人歴史文化研究所に届き、本日から色内小学校で保管される。

 今後、小樽市総合博物館や余市水産博物館での見学や、市内のガイド場所へ出向きガイドの練習を重ね、8月26日(水)と27日(木)におたる案内人ジュニアがデビューを果たす。9月17日(木)と18日(金)は、運河公園に場所を変え、ガイドを実践する予定。

 同校は、平成28年3月末で閉校し、同プログラムのその後については未定。

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