副市長人事先送りで市長陳謝! 定例会提出議案発表 (2015/06/09)

 小樽市(森井秀明市長)は、6月18日(木)から始まる市議会第2回定例会に提出する議案や補正予算案を、9日(火)に発表した。会期は、6月18日(木)から7月6日(月)までの19日間。

 冒頭、森井市長は、副市長の選任について、これまで第2回定例会での提案を明言していたが、現時点では最終的判断に至らず、今定例会での提案を見送ると陳謝し、できる限り早く提案するよう努力すると理解を求めた。

 提出議案は、平成27年度小樽市一般会計補正予算(先議予定)を含めた予算議案3件。小樽市市営住宅条例の一部を改正する条例案及びその他の議案11件、専決処分報告などその他の報告が5件、追加提案の人事案件2件を予定している。

 今回の補正予算(案)の概要は、先議分1,290万円、通常分の一般会計5億2,097万1,000円と住宅事業特別会計1,000万円合わせ5億3,097万1,000円。合計で5億4,387万1,000円となる。

 ドリームビーチ海水浴場を市が緊急に開設するため、補正予算(先議分)に1,290万円を計上した。

0609mayer.jpg 森井市長は、「ドリームビーチ海水浴場協同組合が、建築基準法違反となっている海の家の全面撤去を完了することができず、今年の海水浴場開設を断念した。市としては、海水浴場が開設しなくなったとしても、多数の海水浴客が訪れると想定されることから、緊急避難的措置として市営で海水浴場を開設することとした。早期に着手しなければならず、議会には先議を求める」とした。

 海水浴場開設期間(予定)
 平成27年7月17日(金)から8月16日(日)の31日間で、昨年の6月28日から8月31日までの65日間より短縮した。

 経費1,290万円の内訳は、現場運営管理費276万2千円、救護監視業務管理費491万4千円、施設設置費408万6千円、その他113万8千円。

 先議の理由として、海水浴場開設期間までに必要な準備を行うためで、7月17日の開設には、遅くとも第2回定例会の23日までに議決をもらいたいとした。

 森井市長の補正予算の先議分に対し、新市議会がどのような判断を下すのかが、注目される。

 その他、主なものとして、国の経済対策として平成26年度補正予算で計上し27年度に繰り越した事業の内、国の新交付金の採択とならなかった小学校のデジタル機器整備事業費について、ICT教育促進事業費に改め、保育所や幼稚園の絵本を整備し、保育環境の充実を図る事業についても、絵本の読み聞かせ等を含めた保育環境改善事業費に組み換えて計上した。

 本年10月から通知される個人番号マイナンバーの通知経費や、小樽で創業しようとする人を支援する創業支援事業、さらには、若竹住宅3号等の建て替え事業の実施に向けて移転補償の調査に要する経費を計上した。

 条例案としては、オタモイD住宅(38戸)、オタモイG住宅(28戸)、塩谷C住宅に一部(86戸→54戸)の用途廃止を行う、小樽市営住宅条例の一部を改正する条例案や、平成28年4月に塩谷中学校を廃止する小樽市立学校設置条例の一部を改正する条例案を提案。その他の議案については、ロータリ除雪車などの動産の取得、手宮中央小学校屋内運動場新築工事などの3件の請負契約について提案。

 追加予定議案については、小樽市固定資産評価員の選任や人権擁護委員候補者の推薦について、最終日の本会議に提案を予定している。

 前田孝一財政部長が補正予算の内容について説明した。

 移住促進プロモーション映像制作事業費500万円は、総務省で管理するサイト「全国移住ナビ」を3月25日より稼働。各自治体とのHPと相互リンクし移住を促進するもので、3分以内のプロモーションビデオを流すことができ、その作成費用を計上した。

 町内会館等建設助成金2,070万円は、新築として東小樽会館、補修で共睦会館・長栄会館・稲穂一丁目会館から助成の要望がある。

 個人番号カード交付に伴う各種機器整備費及び個人番号通知に係る委託経費として5,037万2千円計上。9月に全市民へ番号を通知するカードを送付し、1月以降、希望者に個人番号カードを交付する。小樽市でも1万枚の交付を予測している。

 地方創生先行型交付金事業として保育環境改善事業費980万円は、幼稚園や保育園に絵本の購入費補助や読み聞かせ・伝承あそびの巡回事業。市内には34の施設があり、1施設14万円程度を助成する。

 創業支援事業費2,150万円は、小樽市は5月20日に創業支援事業計画の認定を受け、創業者は国の支援を受けることができる。市としても支援策として、事務所等家賃補助や内外装工事費補助、利子補給の3つの制度を実施することとした。

 除雪費9,100万円は、車両の点検や修繕、散布用の砂の購入費に係る経費で、除排雪委託等の経費については、さらに検討する必要があるため、今定例会は見送ることとした。

 消防通信体制充実強化事業費は、出力1W(ワット)の高性能のトランシーバー80台を購入、総額1,171万4千円となるが、今年度については利息分の3千円のみ予算計上し、残りは債務負担として28〜31年度にかけて支出する。今回購入の無線機は電波法上第3級陸上無線技士以上の資格を持つことが必要で、養成に係る経費40名分の32万1千円を計上。

 新交付金のICT教育促進事業費4,700万円は、市内の全小学校の4〜6年生の普通教室すべてに、実物投影機63台と、50インチの大型液晶テレビ103台を設置。教材の整備や教員のサポートを実施する。

 桜ヶ丘球場整備事業費1億2,000万円は、来年9月の軟式野球全国大会開催に伴う球場の改修。また、潮見台シャンツェ整備事業費3,800万円を計上している。

 平成26年度一般会計決算見込みについて、財政調整基金は崩さず、平成26年度実質収支見込みは4億3,200万円の黒字となる。平成26年度財政調整基金残高は19億800万円。今回の第2回定例会補正後以降の残高は、11億7,400万円になる見込み。

 質疑応答では、

 Q:副市長人事について、先送りした具体的理由は?

 A:候補者が複数いて選びきれていない。私の一番の補佐をする立場となるため慎重になっている。なんとか早い時期に提案し承認してもらえるよう努力したい。

 Q:市議会開催時間が午後1時からについて

 A:議会運営については、現議員が判断することで、今後において、午前中から開会したいと話があった場合、できるかぎり対応できるようにしたい。

 Q:6月の中旬にボーナスが支給されるが、議員や市長は、就任1ヶ月半での支給となり、民間ではありえないこと。返上する考えは?

 A:現時点では、その考えはもっていない。

 Q:海水浴場の予算案を通過させる自信はあるか?

 A:ドリームビーチの予算に関わらず、前任者の宿題や課題、行政として予定していたものなどがあり、私自身の公約を取り組むための100%の予算とは言い切れないが、この仕事に就任したからには、引き継いだものであれ課題であれ、やれることはとことん取り組ませてもらっている。私なりに色を散りばめさせてもらっている。ドリームビーチ問題もそのひとつ。目標としては、すべての予算が議会で通ることを期待している。

 平成27年小樽市議会第2回定例会提出予定議案

 平成27年小樽市議会第2回定例会補正予算案の概要

 平成27年小樽市議会第2回定例会補正予算総括表

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