ふるさとまちづくり協働事業 11件採択


 平成27年度小樽市ふるさとまちづくり協働事業は、5月28日付で、助成対象事業を発表。新規8事業と継続3事業の計11事業を決定した。
 今年度は、4月1日から17日までの募集期間を設け、新規12事業と継続3事業の計15事業が応募。5月18日(月)の公開選考会では、事業関係者による活動内容等の説明を行い、審査委員(大津晶委員長)7名による審査が行われた。
 その後、選考会での審査に基づき、審査委員長が、5月26日(火)に、市長へ審査結果を報告。11の助成対象事業を決定し、各団体に通知した。
 ふるさとまちづくり協働事業は、市と市民との協働による個性豊かなふるさとづくりを進め、主体的に行われる公益性の高いまちづくり事業を実施する団体に対し、30万円を上限に助成金を交付する制度。助成金は、小樽ファンが支えるふるさとまちづくりの寄付金の一部を使用している。
 助成対象事業に採択された、新規事業の「北海道の歴史と遺産 旧手宮線跡を”花と鉄路の散策路”に」NPO法人北海道鉄道保存会では、整備が進められてる旧手宮線跡の散策路に、自然をモチーフにした四季折々の花を植え花の道を作り、散策路に賑わいを作ろうと計画した。
 同会の清水道代さんが代表を務め、旧手宮線の近隣町内会の色内中央町会・色内川下町会・稲色幸和会など8つの町内が同計画に賛同し、協力を得た。
 助成対象事業の決定を受けた清水代表は、「公園課に改めて申請書を提出し、小樽市フラワーマスター連絡協議会や様々な人々の力を借りて進めたい。メインストリートとなる旧手宮線跡の散策路で、足を止めて花を楽しみ、賑わいができるよう期待している」と話した。
 今後、助成対象事業は、それぞれの事業に取り組み、事業報告書を作成し、事業報告会で発表する。
 平成27年度助成事業一覧
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