統一選後初の第1回臨時会 議長に横田氏、副議長に高橋氏


0522council1.jpg 統一選挙後初めての議会となる小樽市議会第1回臨時会が、5月22日(金)13:00から、小樽市役所(花園2)本館議事堂で開かれた。
 議員定数削減後の25名全員の議員と、新市長の顔が揃う中、普段は閑散としているが、TV各局のカメラが並び、傍聴席は市民をはじめ、共産党員、市長後援会関係者らが埋め尽くし、いつもと違った雰囲気が漂う中で始まった。
 まず、議長と副議長の選出が行われた。議長選挙では、25票中、有効票数20・無効票数5で、自民党・横田久俊議員が12票、自民党・前田清貴議員が8票で、横田議員が、前回に引き続き議長に就任した。横田議長は、「今後、公平性・信頼性をしっかりと確保した議会運営を行いたい」と挨拶した。
0522council2.jpg その後、共産党・酒井隆裕議員から、「議会人事の民主化と公平を求める動議」について提案趣旨を説明。酒井氏は、議会三役(議長・副議長・監査委員)の選出にあたり、今回の選挙結果を最大限に反映させることを基本姿勢にすべきであると訴えた。討論の後、採決を行い、有効投票数24の内、賛成7票・反対17票となり、同動議は否決された。
 次に副議長の選挙が行われ、有効投票数24の内、千葉美幸議員(公明)1、高橋克幸議員(公明)17、新谷とし議員(共産)6で、高橋議員が副議長に選出された。初めて副議長を務める高橋議員は、「微力ではあるが、議長の補佐役としてしっかりと務めたい」と挨拶した。
 森井秀明市長は、「歴史と伝統ある本市の将来を付託された職責の重さに身の引き締まる思い。就任してから1月も満たない中、財政状況や政策課題を把握するために、職員と精力的に議論を重ねているところ。今、小樽市は、人口減少や少子高齢化という大きな重要な課題を抱えているが、職員と議論を進める中で、人口問題のような大きなテーマから市民生活に直結する身近な問題まで、様々な課題に直面していることを実感している。
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 これらの課題の解決に向け、私の目標とする開かれた市政運営を念頭に置き、職員はもちろん、市民の皆さんとまちづくりに対する思いを共に、ひとつひとつの政策を着実に進めてまいりたい。そのために、私自身、力強いリーダーシップを発揮することはもちろん、議員の皆さん、市民の皆さんの協力は欠かせない。この街の元気を取り戻し、住みよい街、人にやさしい街を目指し、誠心誠意、小樽の再生に取り組んでまいりたい」と挨拶した。
 第1回臨時会議の会期は、5月22日(金)から25日(月)までの4日間。提出議案は、4件の人事案件と専決処分報告として条例関連が3件と予算関連が2件の5件。人事案件のうち、議会選出の監査委員の選出については、臨時会の2回目25日に追加提案する予定。
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