小樽消費者月間パネル展 寸劇で啓発活動!


 毎年5月は、消費者月間と定められ、今年は、「みんなでつくろう!消費者が主役の社会!」をテーマに、全国で消費者啓発活動が展開中だ。
syouhisyapanel1.jpg 小樽消費者協会(花園2・星功会長)は、小樽消費者月間パネル展を、5月21日(木)・22日(金)の2日間、長崎屋小樽店(稲穂2)1階公共プラザで実施している。
 今年は、新たに寸劇を披露し、悪徳業者に騙されないように啓発活動を行った。同協会の相談員をはじめ会員ら10名が対応した。
 会場では、平成28年11月30日以降から変わる取扱い絵表示についてや、今年2月1日から、これまでのNTT東日本やNTT西日本が「フレッツ光」の名で提供してきた光ファイバー回線が、光コラボレーションと言って、様々な企業がこのモデルを使ったサービスを提供できることになったが、電話だけで契約を結ぼうとする業者が後を立たず、2重に契約を結んでしまったりと被害が発生。同協会にも相談が増えているため、パネルで周知した。
 また、知識を高めるようとクイズコーナーなども設け、同協会の活動も写真等で紹介している。
syouhisyapanel2.jpg 市民へより効果的に伝えようと、11:00と14:30の各日2回寸劇を実施した。同協会の相談員・奥村佳奈子さんが、実際に受けた相談をもとにシナリオを書き、お笑いネタを交えた10分ほどの劇で、キャストは会員らが務めた。
 11:00からは、タイトル「特別な権利をあなたにあげる」で、公共放送預託権をめぐる名義貸し詐欺事件について、14:30からは、タイトル「アダルトサイト 2次被害の巻」で、17歳の女子高校生がスマートフォンを使用中に、アダルトサイトに繋がり、解約料として5万円を振込み、その後、さらに振込みを強要される被害へと繋がる内容を、会員ら6名で演じ、観客からは温かい拍手が贈られた。
 同協会・勝又英夫事務局長は、「アダルトサイトに関連した詐欺事件など、子どもから大人まで有り得るので、事前の知識を持つことが大切。対処法を知ってもらいたい」と話した。
 小樽消費者月間パネル展は、22日(金)10:00から15:30まで同じ内容で実施する。
 小樽消費者協会
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