看護師を身近に!"看護の日"にちなみイベント


 北海道看護協会小樽支部(坂本みよ子支部長)では、5月12日の看護の日にちなんだイベントを、5月9日(土)10:00から、ウイングベイ小樽(築港11)5番街1階ハイタッチコートで開いた。
kangonohi1.jpg もっと看護師を身近に感じ、看護師の職業に興味を持ってもらいたいと、風船や啓発物を配布し、看護の日をPRした。今年度は、新たに、後志で問題となっている周産期医療を守るための署名の協力も募った。
 会場では、同支部所属の看護師・保健師・助産師23名が、参加体脂肪や血圧を無料で測定。気になる健康上の相談や、看護師への進路相談などに応じた。また、子ども達が看護師の制服を着て記念撮影するコーナーも設け、買い物客らが興味を示し利用していた。
 厚生労働省では、1990(平成2)年に、近代看護を築いた「フローレンス・ナイチンゲール」の誕生日にちなみ、5月12日を”看護の日”と制定した。kangonohi2.jpg全国各地で、看護の心・ケアの心・助け合いの心を、老若男女問わずだれもが認識するきっかけとなるようイベントが開かれる中、同小樽支部でも毎年開催している。
 昨年までの揃いのTシャツから、坂本支部長が小樽をイメージしてデザインした半被を新調。参加者全員が揃いの半被姿で、来場者に看護の日を呼びかけた。
 病院へ行くほどでもないが、最近ちょっと気になる血圧の話など健康上の相談に来た人や、7kgの装具をつけて臨月期を体験する妊婦体験コーナーでは、小学生の男児が装具を装着し、「重くて歩きにくい」と感想を話した。kangonohi3.jpg
 札幌から家族で買い物に来た2歳11ヶ月の男児は、看護師の制服姿でにっこり笑って記念撮影。父親は、「将来、看護師になってくれたらいいな!」と話していた。
 坂本支部長は、「この機会を利用して、看護師を身近に感じてもらいたい。男性の看護師が、以前よりも増えてきているが、まだ少ない現状があり、男女がバランス良くいることが望ましい。看護師の仕事に興味もってもらいたい」と話した。
 同小樽支部が窓口となり、市内の高校生を対象に、「ふれあい看護体験」を実施し、看護師の仕事を実際に病院等で体験している。看護の日の事業の一環として開かれ、今年度は、約80名が随時体験に参加している。
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