小樽のソメイヨシノ開花! 例年より早い桜前線の北上


 札幌管区気象台は、4月22日(水)、構内にある標本木《ソメイヨシノ》で、桜の開花を観測したと、桜の開花宣言を行った。
 「今年の桜開花は平年(5月3日)に比べて11日早くなりました。また、 昨年(4月29日)に比べて7日早い開花です。満開となるのは3日~4日後になることが多いです」と桜前線の北上を確認した。
 小樽市内でソメイヨシノの開花が最も早いのは、市総合福祉センター(富岡1)玄関脇にある桜で、太陽で壁面が暖められ、その輻射熱が桜の開花を促している。今年は、4月に入ってから、壁面にある枝の桜が数輪咲き始め、この2~3日前から、玄関脇の桜が次々に開花したと言う。

 札幌が桜開花宣言した22日(水)、小樽市の標本木とされている小樽警察署(富岡1)玄関脇のソメイヨシノも開花を迎えた。壁面近くの枝の花が開花し、淡いピンクと白のコントラストで、市民に桜前線の到着を告げている。
 小樽には地方気象台がなく、標高25mの勝納町に気象データを自動的に記録する気象観測所があるだけなので、職員が目で見た桜の開花日が、観測記録されることがない。このため、小樽の桜の開花日は、札幌の開花日に準じている。
 小樽も22日に、ソメイヨシノの開花を迎えたが、これは昨年の29日より7日も早い。開花日から3~4日で満開となるので、小樽の桜の見頃は、今週末の25~26日となりそうで、例年は5月のGW中に満開になるが、それより11日も早いことになる。

 北国小樽の春は、桜の開花とともに、梅やツツジも同時に一斉に咲き始める。小樽の匂い立つ本格的な春が、いよいよ本番を迎えた。
 札幌気象台 桜開花観測
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