カジノ誘致の是非! 市議選立候補予定者へアンケート


 カジノ誘致に反対する小樽市民の会(結城洋一郎・共同代表)は、4月26日執行の小樽市議会議員選挙の立候補予定者に、カジノ(IR)誘致についてアンケートを実施。その結果を発表し、有権者に、選挙選択の参考にしてもらいたいとした。
 カジノ(IR)アンケートの質問事項は、賛成・反対・どちらともいえない・無回答から該当事項を選び、その理由について尋ねた。3月26日に、小樽市議会議員予定候補者29名と道議会議員候補者4名に、4月2日を回答期限として配布した。
 7日までに17名が回答し、12名から返答がなかった。残念ながら、道議選には間に合わなかったが、これからの市議会議員選挙の選択の参考になればと、同会の会報「カジノ通信」に、アンケート結果を記載し発表した。
 アンケートの結果は、回答者17名の内、カジノ(IR)誘致に賛成者はなく、どちらとも言えないは5名、反対は7名、無回答は5名。長い文章でコメントした人も多く、担当者による要約を記載している。民主党は、4名とも同じ文章でコメントし、個人の意見というより会派としての回答をしている。
 同会の結城洋一郎共同代表(小樽商科大学名誉教授)は、「カジノ問題を争点としたくないとしながらも、わりと回答が多かった。今後も活動を続け、市政に責任を持つ市議会議員の方々には、カジノ問題を十分に考えてもらいたい。市長も言い方を変えてきており、影響はあったと思う。できるだけ早く誘致しないよう決着をつけたい」と話した。
 もう1人の共同代表の長谷川久さん(小樽革新懇世話人)は、「市長も含め、積極的に推進する人がいなくなり、国の出方により検討する考えに変わり、最初からは意識が変わったと思う。基本的には、どんな条件であろうが、小樽にカジノはいらないことを、明確にしてもらいたい」と強調した。
 同会は、市長がカジノ誘致を提案表明したことを受けて、これに反対する市民が集まり、2014年5月に発足した。2ヶ月に1度、カジノ通信を発行し、カジノを考えるカフェを2度開催し、反対活動の輪を広げ、昨年7月から署名運動を実施。現在、署名は1万人を超え、6月の議会に提出を予定している。
 5月30日(土)14:00から、道新小樽支社(稲穂2)3階ホールを会場に、定期総会を予定している。
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