老壮大学水彩画科の作品発表! 第38回どんぐり会水彩画展


donguri1.jpg 小樽市老壮大学で学ぶ受講生が、1年間の集大成を発表する「第38回どんぐり会水彩画展」が、4月1日(水)から5日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリーで開催中だ。
 野菜や果物、花などの静物や、見慣れた小樽の風景など、26名の学生と講師2名の賛助作品も華を添え、SMからF10号までの水彩画55点を展示している。市民や出展者らが会場を訪れ、それぞれの作品を興味深く鑑賞していた。
 どんぐり会とは、どんぐりの背比べの意味が込められ、小樽老壮大学の水彩画科Ⅰ(小林達夫講師)の12名と水彩画科Ⅱ(藤田勇一講師)の14名が、donguri2.jpg週2回9:30から11:30まで、福祉センターと日赤会館に分かれて水彩画を学ぶ受講生の会。この展示会を目標のひとつとして、日々制作に励んでいる。
 作品には、教材に沿って講師が指導する野菜や果物、花などの教室で制作したものや、それぞれが描いた歴史的建造部物の富岡教会や金融資料館、写生会で出かけた余市フゴッペ海岸や昨年最後の勇姿を飾ったSLニセコ号など、とっておきの1枚を選び出展している。
 水彩画科Ⅰの講師を務める小林氏は、「生きた絵を描くように指導し、ますます上達している。教室では、質問も多く、直ぐに絵に反映させ、指導のやりがいがある努力家ばかり。頑張って取り組んでいるのが目に見える。昨年初めて市展に応募して、9名が入賞した。挑戦することが大切。芸術に年齢は関係ない。これからも目標を持って頑張ってもらいたい」と話した。
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 水彩画科Ⅰの受講生・奥村佳似さんは、「初めは、ボケ防止で始めたが、今年も目標を持って取り組みたい」と話した。水彩画Ⅱ科の女性は、「会員だった女性が、畑で採れた大根を持って来て、みんなで写生した時の絵。今は亡くなり、形見の絵になった」と思い出を語った。
 小樽市老壮大学は、おおむね60歳以上の市民を対象に、生涯学習を通じて心身ともに健康の増進を図る場として、昭和40年から開設している。研修旅行やバス遠足や、作品展示会を開催し、活発に活動している。
 小樽市老壮大学
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