小樽市議会第1回定例会開く 会期20日間


 小樽市議会(横田久俊議長)は、第1回定例会を2月24日(水)10:00から、市議会本会議場(花園2)で開いた。
 冒頭、会期を、2月25日(水)から3月16日(月)までの20日間と決定した。平成27年度第1回定例会日程
 本定例会の提出議案は、平成27年度小樽市一般会計予算や平成27年度小樽市港湾整備事業特別会計予算などの予算に関する議案21件と、小樽市青少年問題協議会条例案や小樽市住居表示整備審議会条例の一部を改正する条例案など22件、定住自立圏の形成に関する協定の変更についてなどその他の議案7件。
 承認を求める専決処分報告では、平成26年度小樽市港湾整備事業特別会計補正予算において管理経費に係る予算を措置するために専決処分したものや、除排雪関係経費及びロードヒーティング関係経費に係る予算を措置するために専決処分した2件を報告する。
0225council.jpg また、追加予定議案、小樽市国民健康保険条例の一部を改正する条例案の1件。共産党から、各定例会で提案の「非核港湾条例案」が提出された。
 中松市長から上程された各議案についての提案説明を前に、今定例会が任期の締めくくりとなり、平成23年4月に市長就任後、これまでの4年間の市政運営を振り返り、主な施策や事業の概要を説明した。
 次に、平成27年度の予算編成にあたっての基本的な考え方を説明し、引き続き、平成27年度当初予算の主要施策の概要について説明した。
 その中で、心豊かに学び、地域文化を育むまち「生涯学習」について、子どもの国際感覚を育み、イングリッシュキャンプを引き続き実施し、学校施設の整備や放課後児童クラブの充実などを上げた。
 また、市民福祉の分野では、子育て支援や包括センターを分割し、在宅医療と介護サービスへの体制整備、旧市立病院の解体と駐車場を整備する。
 生活基盤の分野では、街路防犯灯のLED化について、平成27年度から3ヵ年の予定で、助成率90%で行う。小樽ドリームビーチへの歩行者の安全確保のため、ガードレールを設置し整備する。消防署オタモイ出張所新庁舎(仮称)を建設し、消防救急無線のデジタル化移行に対応するシステム整備を引き続き進める。
 また、商店街や市場を活性化させ、クルーズ船への積極的な誘致活動、大型クルーズ船の対応ができるよう引き続き、港湾施設整備も進める。平成16年度から11年間に渡る一般職員の給与独自削減については、平成22年度決算で累積赤字が解消され、職員団体の交渉経過を踏まえ、新年度から国公準拠の給与表に戻すと考え、合わせ、今年度の人事院勧告による給与総合的見直しを受け、行政職においては、平均2%の給与の引き下げを行う。
 平成27年度の財政規模は、一般会計では550億4,786万1,000円、特別会計合計では366億7,393万円、企業会計合計では234億4,189万1,000円、全会計合計では1,151億6,368万2,000円となり、前年度と比較すると、一般会計は2.0%の減、特別会計は4.5%の増、企業会計は30.4%の減となり、全会計では7.8%の減となる。
 第1回定例会は、2月26日(木)から3月1日(日)までの4日間休会し、3月2日(月)から各派代表質問や一般質問が行われる。
 平成27年小樽市議会第1回定例会次第・市長提案説明
 小樽市平成27年度予算について
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