一原作品とダンス・朗読・音楽の共演 小樽美術館 (2015/02/14)

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 市立小樽美術館(色内1・佐藤敬爾館長)では、小樽雪あかりの路関連事業として、2月14日(土)16:00から、同館3階の一原有徳記念ホールを会場に、一原作品とダンス・朗読・音楽を融合させたパフォーマンス「unknown world ー未知の世界ーダンスショー」を開催し、観衆約70名を魅了した。

unknownworld2.jpg 独自の世界観を表現した小樽ゆかりの版画家一原有徳氏は、2010年10月に100歳で亡くなった。翌年、同館記念ホールを開設。5年目の節目にあわせ、市内在住の若手表現者達の協力を得て、一原作品から得るイメージと、音楽や言葉、創作したダンスを融合させ、新感覚の楽しみ方が生み出された。

 ショーの出演者は、市内でタヒチアンダンス教室を主宰する野口花代さんが創作ダンスを舞い、花代さんの姉でアナウンサーの石田沙代さんが一原氏の本を読み、短い言葉を抽出するなどシナリオを制作し朗読。

 沙代さんの夫で作曲家の石田雄哉さんが音響、映像はアナウンサーの盛合将矢さんがそれぞれ専門分野を担当した。

 野口さんは、平成26年5月から7月開催の「小樽の女流画家たちー庁立小樽高女の系譜」で、作品を前にダンスを披露している。

unknownworld3.jpg 一原氏は、すべて独学で、油彩を41歳からスタート。生前、郵政省小樽地方貯金局に勤務。かつての同館がその建物で、地下に一原氏のアトリエがあり、作品づくりに励んだゆかりの場所となっている。

 開演時間が近づくと、大勢の観衆が集まった。一原氏の遺族・一原恵美子さんも来館し、一原氏の実物の版画作品のヤレ(作品として満足できなかったもの)を来館者にプレゼントした。

 一原作品・2001年作「ブラックホール」などを背景に、5曲に合わせ、野口さんの創作したダンスが会場を移動しながら披露され、観衆は、一原作品とダンス・朗読・音楽が融合したパフォーマンスを共有した。

 市内30代の男性は、「野口さんは妻の友達で、結婚式で踊ってもらった。美術館での新しい試みで、すごく楽しめた」と満足した様子だった。

unknownworld4.jpg 同館学芸員の星田七重さんは、「多くの方に楽しんでもらい、素晴らしかった。作品と踊りや言葉・音楽を合わせ、プログラムもストーリー性があり、苦しみながら作品を表現し、『何がみえる』と良いところを掴んでいると感じた。作品から得る印象は、冷たい、怖い世界の中、一原氏の優しさや大きさを感じ、希望にあふれた人生の終わりを明るく踊り、作品にも出ている」と感動した様子。

 ショーを終えた野口さんは、来館者との写真撮影に応じながら、「何度も美術館へ足を運び、作品を見て受けた印象から曲と動きを合わせた。スタジオで何度も踊り、前日まで踊りを変え追求した。踊りはその時の気持ちが反映するもの。大きな拍手をもらい、本番で完成できたと思う。楽しく踊ることができた」と話した。

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