アーケードの雪おろし 小樽都通り商店街

 小樽都通り商店街振興組合(石山和則会長)は、12月の降雪が例年より多かったことを受けて、2月5日(金)、商店街を閉鎖して、9年ぶりにアーケードの雪おろしを行った。
miyakoarcard1.jpg 同商店街の65店舗は、パチンコ店を除く全店を休業し、通行止めとし、朝7:00から雪おろしを開始した。
 アーケードから下ろされた雪で出来た、高さ3mほどの巨大な山が30個ほど連なった。珍しい光景に、道行く市民らは驚いた表情で立ち止まり、改めて小樽の厳しい冬を実感していた。
 商店街の各店舗には、店舗分の雪おろしと1名以上の参加を課せられ、人手がいない店舗は、雪おろしができる人や人夫を依頼し、約100人が参加した。
miyakoarcard2.jpg 同商店街にあるラーメン店「桂苑」の澤田初店主によると、「当店からは、3名の従業員が参加した。アーケードには、1m以上の雪が積もり、はじめに上がった時に恐怖を感じた。アーケードに窓があり、そこから雪を下ろすため、先に窓を開けるための雪を掻き分けるのが大変だった」と状況を語った。
 また、「4回ほど参加した記憶があり、前回より雪が多く積もっていた。雪あかりの路もあるので、雪おろしを行って良かった」と話した。
 4時間ほどで雪おろしが終わり、午後からは、市道のため小樽市が排雪作業を行い、10トンダンプカー1台と4トンダンプカー6台が往復した。
 明日から営業を再開し、小樽雪あかりの路に合わせ、6日(金)から15日(日)まで、約300個の色付きアイスキャンドルを灯し、同商店街を飾る。