小樽あんかけ焼きそば親衛隊は、家庭でも簡単に作れる「小樽あんかけ焼きそば料理教室」を、1月29日(木)10:00から12:00まで、北ガス小樽支店(入船4)2階料理講習室で開催した。
市民21名が参加し、同親衛隊・坂田理隊長をはじめ隊員6名がスタッフとなり対応にあたった。
5回目となる料理教室の講師には、同親衛隊の協力店「中華食堂 龍鳳」(稲穂4)の太田友樹店主が務め、当店自慢の醤油味のあんかけ焼きそばと、東日本大震災義援金に1皿ごと50円を寄附している人気メニュー「幸せの黄色いあんかけ焼きそば」の2品の作り方を伝授した。
太田氏は、ニューオータニイン札幌で、11年間中華料理を担当し、家業の龍鳳へ戻り3代目店主となった。
はじめに、作り方をデモンストレーションをしながら説明。麺の焼き方や、あんを作る時の水どき片栗粉を入れるタイミングやとろみの硬さ加減などコツやポイントを伝授した。
参加者は、5班に分かれて作業に取り掛かり、主婦が多いため、手馴れた様子でテキパキと作業が進められた。使用するスープや具材は、太田氏が下処理して準備したものを使用し、手書きのレシピも配られた。
2品目のメニューの黄色いあんかけ焼きそばには、鶏肉、レンコン、かぼちゃ、エビ、金時豆や牛乳が入り、紅花が入ったスープを使用するため、黄色に仕上がった。その上にチーズをかけバーナーで焦げ目を付け、黄色い旗を飾り完成させた。
皿いっぱいに盛り付けられた2品のあんかけ焼きそばを取り分け、プロから教わった本場の味に舌づつみを打った。
市内在住の70代の男性は、「食材など下処理がしてあり早くできた。自分で準備するとなると下処理に時間がかかるが、自宅でも作れる自身がついた。参加して良かった」と満足していた。
同親衛隊・坂田理隊長は、「昭和30年後半では、買い物帰りにあんかけ焼きそばを食べて帰るブームとなり、地域の文化となったが、その後、表舞台から姿を消した。世代の空白をなくし、みんなであんかけ焼きそばを食べ、ブランド化し観光振興に繋げたい。あんかけ焼きそばは、小樽の食文化のひとつでもあり、講習会を通じて再認識してもらいたい。中華料理は、火力が難しいといわれるが、意外に簡単に作れる事を知り、家庭料理のレパートリーとして取り入れてもらいたい」と話した。
なお、太田氏の好意により、同料理教室の1人分の会費500円から50円を、東日本大震災義援金に寄附された。
◎小樽あんかけ焼きそば親衛隊HP
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