"110番の日" 警察と高校生が広報活動


110day1.jpg 警察庁では、1985(昭和60)年に、1月10日を”110番の日”と定め、全国各地で、110番の適切な利用を推進するイベントが開かれる中、小樽警察署(富岡1)地域課は、長崎屋小樽店(稲穂2)1階広場で、12:30から「110番の日広報活動」を実施した。
 同地域課10名と、双葉高校奉仕活動部片山智和顧問と部員の須郷花音さん(3年)と齊藤芙優さん(2年)が参加。小樽のゆるキャラ”運がっぱ”も協力し、会場を和ませていた。
110day2.jpg 市民の暮らしを守る110番通報の適切な利用を推進するために、実際に電話を使って模擬110番通報の体験会を行なった。双葉高校の生徒も模擬通報を体験した。慌てずに、警察官が順を追って、聞く必要事項に落ち着いて答えるよう指導し、会場に集まった市民らにも体験を呼びかけていた。
 また、警察署が考えた○×クイズが行われ、「子どもが高熱を出し、110番通報しました」などの問題が用意されていた。その後、店内の買い物客らに、空き巣ねらいや様々な詐欺、押し売りなどの注意を促す啓発物を110セットほど配布した。
 須郷さんと齊藤さんも警察官と一緒に広報活動に参加し、110番の適正な利用を呼びかけていた。
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 活動を終えて、須郷さんは、「将来警察官になりたかったので、参加して勉強になった」と話し、齊藤さんは、「110番通報体験では、受理する方だったので貴重な体験をした。110番は、暮らしを守る重要な電話番号だと、皆さんにお知らせし、少しでも1日の事件事故の件数が減ることを願った」と話した。
 双葉高校奉仕活動部は、現在、約60名ほどの部員で、フィリピンのミンダナオ島の子ども達に送る運動靴を集めたり、市内の施設訪問や開催行事などの手伝い、札幌市内の学童保育の手伝いなど、奉仕活動を活発に行っている。