人にやさしいノンステップバス 中央バス10台導入

 北海道中央バス株式会社小樽事業部(真栄1)は、出入口の段差をなくし乗降性を高めたノンステップバス(定員75名)を、新たに10台導入した。
nonstepbus2.jpg 新車安全祈願祭とお祓いが、12月17日(水)13:00から、同真栄営業所車庫内で行われ、乗務員と関係者20名が出席し、小樽住吉神社・川端克征権禰宜(ごんねぎ)によって、神事が執り行われた。
 強い冬型の気圧配置による暴風雪を懸念して、屋外での実施を急遽変更し、車庫内に10台の新車を並べて行なった。安全祈願祭では、参加者全員が玉串奉奠を行い、お祓いでは、1台ずつ祓い清められ、安全運行を願った。
 ノンステップバスは、出入口の乗降ステップをなくし、高齢者や児童にも乗り降りしやすい。ワンステップバスの地面から床面の高さ57cm(1つめのステップ33cm)に比べ、27cm低い30cmに設計。さらに、床面をさらに下げる装置(ニーリング)により、7cmの車高ダウンが可能となる。乗降時や走行時も安全性が高い車両。
nonstepbus1.jpg また、補助スロープにより、車椅子の乗客にも安心して利用できるよう対応し、すべての乗客に使いやすい「人にやさしいバス」を導入。小樽市の高齢化率(36%)が高いなどからもバリアフリー化を進めている。
 市内線運行車両112台のうち、すでに運行している6台に加え、新たに10台のノンステップバス(内ハイブリット3台)を導入し、ワンステップバス68台と合わせ、低床車は合計84台となり全体の75%を占めている。ノンステップバスの割合は14.3%。今後、国土交通省が推奨する20%を目標に、市内の道路状況(坂道など)を考慮しながら進めている。
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 ノンステップバスが導入される主な路線は、高島ー桜間と手宮ー新光間の本線と望洋台路線他となり、すべての便の運行ではない。
 本日、運賃箱など運行に必要な機器を取り付けて2台の運行を予定し、その後、今週中には、準備が出来次第、すべての新車を運行する予定。
 新車のノンステップバスは、ワンステップバス10台と入れ替わり、色内営業所に配置される。
 北海道中央バス株式会社HP