「赤い電車写真展」 711系車両3月末で引退 (2014/12/12)

 「赤い電車」で親しまれている711系の全車両が、今年度末(平成27年3月末)で、老朽化のため引退することとなり、札幌在住の鉄道愛好家4人が、12月7日(日)から平成27年1月7日(水)まで、小樽市総合博物館(手宮1)エントランスホールで「赤い電車写真展」を開催している。

akaidensya2.jpg 撮影者は、矢野友宏・番匠克久・林下郁夫・安田威さんの4人で、道内各地を走行する赤い電車と風景を切り取り、2年以内に撮影した写真20点(A3・カラー)を展示している。

 711系は、1968(昭和43)年小樽から滝川電化開業時に導入された北海道内初の国鉄電車で、雪対策を徹底した耐寒装備を施し、後に導入される電車開発の基礎となった。函館、千歳、室蘭、札沼の各線を走り、札幌ー旭川間の急行「かむい」「さちかぜ」などにも使われるなど、多くの人々が利用し鉄道ファンに愛されてきた。現在(11月)は、札幌から旭川間で14本運行している。

 4人の鉄道愛好家達は、引退を記念して、四季折々を赤い電車の勇姿で綴る2015年用のカレンダー(2,000部・1,300円)を発行し、11月には札幌で写真展を開催している。

 撮影者の安田さんは、「この電車が作られた昭和43年頃は、自分たちが生まれた年と同じで、小さい頃から札幌駅で良く見かけ、小樽へ行く時や出かけた時などに乗車した思い出がある。この春に引退することとなり、このまま無くなるのは残念に思い写真展を開いた。通勤や通学で使われた人も多く思い出深い電車。外から見た様子を楽しんでもらいたい。北海道鉄道発祥の地で開催でき、今後、機会があれば続けていきたい」と話した。

akaidensya1.jpg 写真展には、苗穂ー白石間を走るルピナスの花咲く季節や、社台の稲荷神社と合わせたり、市内では、勝納川の鯉のぼり風景や桜咲く夜の南小樽駅、雪景色の恵比寿岩(銭函)、安田さんお気に入りの風景でもある朝里ー銭函間の海岸線を走る姿など、市民も気づかない鉄道写真スポットを鋭く捉えている。

 元国鉄保線区職員は、「手稲ー銭函間を試運転した時から見ている。運転席にも乗ったことがあり、無くなるのは寂しい。札幌ー旭川間の急行となったり、快速エアポートとして走っていた。写真展では、良いスポットを捉えた写真ばかり」と、当時を懐かしみながら見入っていた。

 NPO法人北海道鉄道文化保存会・清水道代さんは、「残す方法を考えるファンも多く、廃止にするのは忍びないとの声もある。最後に写真展が開催できて良かった」と話した。

 同館ミュージアムショップ「ポッポー」では、写真展に合わせ、特別コーナーを設け「赤い電車」グッズ(カレンダー・ポストカード・マグカップ等)を販売している。

 赤い電車写真展 12月7日(日)〜平成27年1月7日(水)9:30〜17:00
 小樽市総合博物館(手宮1)本館エントランスホール 入場無料
 休館:火曜日(祝日の場合は翌日)・12月29日〜1月3日

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