小樽のステンドガラスを装飾! 小樽市立病院


stainedgiass1.jpg 市立小樽病院と小樽市立脳・循環器・こころの医療センターを統合し、小樽市立病院(若松1・馬渕正二院長)が、12月1日(月)に開院したが、リニューアルした院内には、ガラスの町小樽ならではのステンドグラス4点とタペストリー5点を飾っている。
 小樽には、多くのガラス工房があり、ガラスの町と呼ばれ、院内で一番多く人が集まるエントランスホールの真上に、ステンドガラスを設置しようと、株式会社ザ・グラス・スタジオの浅原千代治代表取締役に製作を依頼した。
stainedgiass2.jpg ステンドグラス(高さ3m・幅1.2m)は、同院エントランスホール吹き抜けに飾られた。浅原氏が春夏秋冬をテーマにデザインし、大空を背景に開放的な吹き抜けをキャンバスとし、デフォルメされた倉庫群に小樽の四季を投影し表現。1年を通じて、視覚にも心にも綺麗を感じてもらいたいとの思いで制作したという。
 また、ステンドグラスの真下の部分には、グリーン色のビー玉が散りばめられ、光の加減できらきら煌めいて見える。2階のホスピタルホールの椅子に腰を掛け、ゆっくり眺めることもできる。
stainedgiass3.jpg タペストリーは、浅原氏が中心となり、市内15のガラス工房へ、「絆」をテーマにオリジナリティ溢れる皿を依頼した。
 病棟のある3階・4階・5階・7階のデイルームと7階のラウンジの5ヶ所の壁には、各フロアに相応しい組み合わを考え、4枚の皿を壁から浮かした状態でワイヤーで吊るしディスプレイした。光の当たり具合で、様々な表情を楽しめる。
 同病院関係者は、「デイルームは、患者さんをはじめ、見舞い客などがくつろげる場所となり、ステンドグラスやタペストリーが心和ませてくれると思う」と話した。
 小樽市立病院HP
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