日頃の練習成果を発揮! 勧仁塾空手大会

 第39回勧仁塾道場杯争奪空手道選手権大会が、12月7日(日)10:00から16:00まで、小樽市いなきたコミュニティセンター(稲穂5)4階体育館で開かれた。
 小樽・岩内・札幌・千歳・旭川・北見・日高・函館など、道内各地の4歳から高校3年生まで110名の選手と審判員や関係者、総勢230名が小樽に集結した。選手達は、空手道の精神に則り、日頃の練習の成果を発揮し、真剣な面持ちで勝負に挑んだ。
kanjinjuku1.jpg 開会式では、選手一同が整列して入場。北海道勧仁塾道場主席師範・山村弘一大会長は「日頃の練習の成果を遺憾無く発揮し、礼儀正しく、正々堂々と勝負をしてもらいたい。期待している。頑張ってください」と激励した。
 選手宣誓では、田口俊介君(小3・本部道場)と、田屋陽莉さん(小3・札幌宮の沢道場)は、「我々選手一同は、空手道の精神に則り、日頃の練習の成果を発揮し、正々堂々と戦うことを誓います」と声を合わせて宣誓した。
 会場内は4つのコートに仕切られ、10:30から競技が開始された。
 「形」の試合からトーナメント制で進められ、選手をはじめ、見守る保護者にも緊張が走った。5名の審判員(主判1名・副判4名)が、厳しい表情で試合を見つめ、旗を上げて勝敗を示し、観客からため息や歓声が沸き起こった。
kanjinjuku2.jpg 「形」は、空手道の修行の中でもっとも重要。基本技も応用技も組手試合もすべて「形」の中に凝縮されている。正確・気迫・緩急・正しい呼吸法・バランス・極など、あらゆる要素を考慮し総合的に判定している。
 小学1~2年・小学3~4年・小学5~6年の男子が、それぞれ3つのコートに分かれて試合を開始し、幼年の部(男女混合)も同時に始まった。
 高学年男子の選手は、気迫ある形の演武を披露し、観客は拍手を贈った。一方、幼年の部では、4歳から6歳までの男女が、緊張した面持ちで試合に挑み、追い突き・上段あげ受け・中段腕受け・前蹴りの種目で行われ、「ヤーッ!」と気合の入った声を出し、真剣に競技に挑んでいた。その様子を保護者らも緊張した面持ちで見守っていた。

 小学1~2年中級男子形の部で3位となった江良悠稀君(札幌上野幌東小2)は、「毎週2回、道場へ通い練習している。後ろへ蹴るところを注意して練習した。組手より形の方が得意。組手では、得点を取られないように頑張りたい」と話した。
 13:00からは、選手2名で相対して行う「組手」の試合が始まり、白熱した試合を展開。会場はより一層熱気に包まれていた。
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