生徒が主役の授業づくり! 菁園中で研究会


seienseminar1.jpg 小樽市立菁園中学校(花園5・和田悦明校長)は、学力向上をテーマに、西陵中学校(富岡2・名取俊晴校長)との共同研究が行われる中、11月26日(水)13:30から、同校を会場に公開研究会(公開授業と研究協議)が行われ、市内の小中学校の教諭や校長ら50名が参加した。
 助言者として、教育工学や科学教育を研究している、秋田大学教育文化部・浦野弘教授が招かれた。昨年から市内の小中学校を訪問し、今年5月に、小樽市教育委員会事業の「授業力向上特別研修講座」の一環として、同校の授業を参観した。
 同氏の助言を基に、「1人1回は授業を見せる」「プレ研・本番の指導案検討は、生徒の姿で全員参加」を導入し、公開研究会が行われた。
seienseminar2.jpg 同校2学年の数学と1学年の道徳の授業が公開され、参加者はそれぞれに授業を参観した。その後、1階の多目的室に集まり、8班に分かれて、浦野教授や和田校長らを交えて、ワークショップ型の研究協議を行なった。
 授業を見て、課題(見通し)と振り返りが適切に位置づいていたか、言語活動(話し合い)がねらいを達成するために有効であったかについて、意見や良かった点・改善点、課題などについて意見を求めた。参加者は、付箋を用いた意見交換を行い、各班の代表者によって発表された。
 浦野氏は、「子どもが主体的に思考する授業のあり方」のついて、和田校長と対談しながら、「生徒が自らの考えを表現し合える、生徒が主役の授業づくり」などについて、提案した。