"伊藤整文学賞25年の歩み" 記念誌刊行 (2014/11/25)

 全国のすぐれた文学作品を表彰する「伊藤整文学賞」(伊藤整文学賞会主催・井上一郎会長)は、2014(平成26)年6月13日にグランドパーク小樽で開かれた、25回目の贈呈式を最後に幕を閉じた。

 このほど、文学賞25年の歴史をまとめた記念誌「伊藤整文学賞 二十五年の歩み」を、11月1日付けで、市立小樽文学館の協力を得て同会から刊行した。

 同賞創設のきっかけは、故渡辺淳一氏が、文学を目指していた時期、上京したばかりの新人の頃から伊藤整に温かい励ましを受け、ずっと慕っていた。是非とも文学賞を立ち上げたいと、知人の縁を通じて小樽の経済人らに構想を提示したのがはじまりと言われる。

itosei25.jpg 伊藤整の没後20年の1990(平成2)年に同会が創設され、同年6月16日第1回贈呈式が行われた。今年で25回目を迎えた。小説部門と評論部門から受賞作品を選び、該当者がいない年もあったが、49名が受賞している。しかし、資金難や運営者の高齢化などが原因で、25回目をもって最後の贈呈式を開催し、惜しまれる声も聞こえていた。

 同記念誌は、A4変形判(21cm×21cm)で、伊藤整文学賞正賞ブロンズ像「かもめを呼ぶ少女」(斉藤吉郎)がカバーを飾り、87ページ1,000部を発行した。関係者をはじめ、市立小樽図書館や小樽商科大学図書館、市立小樽文学館などに寄贈を予定し、書店での販売はしていない。

 内容は、伊藤整文学賞のあらましや、すべての受賞作品と受賞者の紹介、審査委員の講評が添えられいる。また、受賞者・選考委員27名の同賞の思い出など寄稿文を掲載し、写真や資料から辿る伊藤整の64年間の生涯を振り返る。

 井上会長は、「文学賞の功績を残し、小樽の文化を語り継いでもらいたい。寄附をしてくれた人や同会の会員へ記念誌を配布したい」と話した。

 なお、11月27日(木)18:00から同会の総会が開かれ、すべて終了となる。

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