全道高校演劇大会最優秀賞 札幌琴似工業(定)


 11月12日(水)から、小樽市民会館(花園)を会場に開催された「第64回全道高等学校演劇発表大会」が、17日(月)幕を閉じた。6日間の日程で、全国大会出場権をかけて、各校演劇部が一丸となって取り組み、白熱した演技が続いた。
1117hschooltheater1.jpg 全17校の発表が無事に終わり、最終日の17日(月)に結果を発表。広島県広島市沼田高等学校演劇部顧問・黒瀬貴之審査委員長をはじめ5名が審査員を務めた。
 全道高校演劇部の頂点となる最優秀賞には、既成作品の鷲頭環・作「北極星の見つけかた」を演じた石狩支部代表の札幌琴似工業 (定)が受賞。また、最優秀生徒講評委員には、登別明日中等教育学校の望月綾香さんが選ばれ、平成27年度の滋賀で開催の全国大会出場権を得た。
 優秀賞受賞の十勝支部代表の生徒顧問創作「この道は」を演じた清水高校は、3月開催の香川県高松市春季全国大会へ推薦された。
 後志地区代表の3校は、優秀賞に潮陵高校、優良賞に桜陽高校、奨励賞に商業高校が受賞する結果となった。
 同会場で14:00から閉会式が行われ、表彰式では大きな拍手に包まれた。同大会長・矢倉芳則大麻高校校長は、「最優秀賞は、北海道の代表として、ますます精進され完成された演劇を目指した頑張ってもらいたい。1117hschooltheater2.jpg大会に参加した皆さんは、言い知れない感動や成し遂げた満足感、演劇に対する新たな思いが残ったのではないかと思う。大会へ向けて一心不乱に取り組んだからこそで、皆さんの作品は、世界に唯一のもの。この作品を皆さんが育てたように、これからは、皆さんの高校生活を世界にひとつの唯一のものとして育ててもらいたい」とエールを贈った。
 引き続き開かれた壮行会では、全国大会へ出場する札幌琴似工業(定)演劇部員全員と、望月さん、春の全国大会出場の清水高校演劇部員全員がステージに上り、それぞれに決意表明を行なった。
 全ての日程が終わり、桜陽高校演劇部1年演出担当の有田くるみさんは、「初めて全道大会を経験し、出場した学校すべてが面白い劇ばかりだった。同校の演劇は、今まで一番良くできたと思う。結果を受け止め、3年生が卒業してしまうが、来年も全道大会へ出場できれば」と話した。
 全国高等学校文化連盟HP
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