11月9日は"119番の日" 正しい通報実践体験


119day1.jpg 11月9日は、ダイヤルナンバーにちなみ「119番の日」。小樽市消防本部は、ウイングベイ小樽(築港11)5番街1階ハイタッチコートで、14:00から16:00まで、119番通報や救急救命法を体験する記念行事を行った。
 会場には、小樽市消防本部警防課通信指令係の5名と同警備課警備係6名が対応し、消防署のキャラクター「ショウちゃん」も登場し、会場を和ませた。休日とあって多くの買い物客が興味を示していた。
119day3.jpg 「119番の日」は、自治体消防制度40周年を記念して1987(昭和62)年に制定され、今年で27年目を迎えた。防火防災意識の高揚と地域ぐるみの防災体制の強化を目的に、各地で記念行事が行われる。小樽市でも、正しい119番通報の要領等を身につけてもらとおうと、毎年開催している。
 参加者は、現場の職員の丁寧な指導を受けて、119番模擬通報装置を使った正しい通報訓練を、火事か救急の2つのパターンで実践した。緊急時には慌ててしまう事が多く、日頃から訓練することが大切。担当職員は、「火事が起こっている場所や救急車に来てもらうための場所の住所を正しく伝えることが大切。住所が分からない場合は、目印となる建物などを伝えること」と話した。
119day2.jpg 救急救命講習では、AED(自動体外式除細動器)を用いた心肺蘇生法を、ダミーを使い実践した。また、様々な質問に答えるコーナーなどが設けられ相談に応じた。
 市内での昨年(2013)度の119番通報件数は1万925件あり、1日平均約30件。このうち、6,489件が救急通報。火災77件、救助143件、調査・警戒471件、その他3,000件(いたずら30件・間違い204件など含む)。火災通報77件のうち、火災とみなす件数は44件だった。
 買い物客ら通行人に、救急通報要領や住宅用火災報知機の設置を促す配布物300個を手渡し、体験への参加を呼びかけていた。
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