夜間中学を舞台に 劇団うみねこ定期公演 (2014/10/26)

 劇団うみねこ(吉川勝彦代表)は、10月25日(土)14:00と18:30と、26日(日)14:00の計3回、運河プラザ(色内2)3番庫ギャラリーで、定期公演を行い、初回では80名が観劇を楽しんだ。

1025umineko1.jpg 同劇団は、市内近郊の学生や社会人など18名の会員が集まるアマチュア劇団。2012年には創立50周年を迎え、4年ぶりに本公演を復活。その後、毎年公演を開催し、様々な出演者を巻き込み、演劇ファンを楽しませている。

 今回は、夜間中学を舞台にした「夜間中学物語 そして トンキーも死んだ」が上演され、元明峰高校田村宣征校長の原作をもとに、吉川代表が脚本を手がけた。

 今回の出演者は、同劇団員だけではなく、演劇に興味を持つ人や教師など12名が、それぞれの役どころに挑戦した。また、高校演劇部員OBやOGなどもスタッフとなり協力。市民が作る味のある舞台を繰り広げた。

 また、小樽の朗読会「語ろう会あおばと」のメンバー4名が初共演し、「かわいそうな象のおはなし」を朗読。そこから、ある夜間中学での話が展開した。

1025umineko2.jpg 道内には公立の夜間中学はなく、市民には馴染みのない舞台想定。様々な問題を抱えた子どもや大人7名が学校に通ううち、バラバラだった教室の雰囲気の中、仲間意識が芽生え、自分自身を見つけ、それぞれが成長し変化していく。そして、仲間の死を目の当たりにし、幸せとは何かを問いかけたストーリー展開に、観客席は静まり返り、舞台に引き込まれていった。

 上演後、キャスト・スタッフがずらりと並び挨拶。観客から温かい拍手が贈られていた。

 潮陵高校演劇部OBだった藤田尚孝さん(80)は、事情があって教育を受けられなかったが、人生経験豊かな老人でクラス委員長の源さんを演じ、「同劇団とは、5年前に赤い運河に出演し、今年2月の公演にも出演した。初回の演技はみんな上出来だった。長いセリフが多く、覚えるのが大変で、自分のセリフと前の人のセリフの繋がりを覚えるのが大変だった。少し緊張したが、この調子ですべての公演を無事に終えたい」と話した。

 市内在住20代女性は、「演劇に多少興味があり家族で観劇した。夜間中学とはどんなものか分からなかったが、年が違う人が集まり、大きく成長した話に感動した」と話した。

 アーティストバンク〜劇団うみねこ

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