小樽港クルーズ客船 今シーズン終了!

 小樽港に巨大でホテルのような船体が横たわり、その都度、賑わせたクルーズ客船も、10月20日(月)入港の「コスタ・ビクトリア」(イタリア船籍)で、2014年度のクルーズ客船寄港の最後を締めくくった。
costavictoria1.jpg 今年度は、5月25日の「ハンセンアティック」の寄港を皮切りに、今回の「コスタ・ビクトリア」まで、過去最多ののべ41回寄港し、港を華やかにし賑わった。
 中でも注目が集まった小樽港寄港の最大級となる、115,875トンの「ダイヤモンド・プリンセス」が、6月7日に初寄港し話題となった。横浜発着のクルーズで全7回寄港した。
 他には、昨年度に初寄港した77,000トンクラスの豪華客船「サン・プリンセス」は、小樽港をホームポートとする定点クルーズを実現させ、12回実施。寄港回数では13回となり、小樽や周辺市町村を活気づけた。
 最終便となる「コスタ・ビクトリア」は、イタリア船籍で、75,166トン・全長252.9m・全幅32.2m・喫水8m。釜山港から20日(月)8:00に入港し、その日の17:10に、函館へと出港した。
costavictoria2.jpg 同船出港予定の17:00前には、乗船客がツアーで出かけた貸切バスが続々と到着した。到着時間に遅れるバスも続出し、出港時間を10分ほど遅らせた。小樽港クルーズ客船送迎クラブ会員をはじめ、市民やわんわんパトロール隊8名・6頭も集まった。見送りする人にペンライトが配られ、恒例となる小樽潮太鼓保存会の迫力ある太鼓の音とともに、デッキに出ている大勢の乗船客に対し、ペンライトを大きく振りながら見送りを行なった。
 出港時には一気に日が暮れ、船体の灯りが輝き、どんどん岸壁から離れて行った。これでクルーズ客船の寄港は、7ヶ月間ほどのオフシーズンとなった。
 来年度は、「サン・プリンセス」は、オーストラリア方面をクルーズするため、小樽港への寄港は今回で見納めとなり、その他の客船については、今のところ未定。
 2014年小樽クルーズ客船寄港予定