薬物や銃器などの情報提供を!取締強化月間


 財務省関税局:税関では、5月と10月に「薬物及び銃器取締強化期間」として、特別取締を実施している。その関連事業として、10月16日(木)15:00から、JR小樽駅前正面出入口付近で、街頭キャンペーンを実施した。
zeikan1.jpg 同キャンペーンには、小樽税関支署をはじめ、小樽海上保安部、小樽警察署並びに協賛団体から20名が参加。取締関係機関のマスコット、税関のカスタム君・海上保安のうみまる・警察ほくとくんらも参加し協力した。
 駅前の比較的人通りが多い場所で、通行人や市民に、密輸に関する情報提供や薬物乱用防止啓発を行うために実施された。関係機関の職員により用意された配布物200部が配られ、「情報提供をお願いします」と通行人に呼びかけた。
 マスコットキャラクターを見つけて、子ども連れや学生などが近寄り、一緒に写真に収めるなど、会場を和ませていた。
 税関では、10月1日から31日までを「薬物及び銃器取締強化期間」として、全国各地で特別取締を実施している。
zeikan2.jpg 近年、覚醒剤や大麻まどの不正薬物が一般市民に浸透し、銃器類を使用した殺傷事件などが発生して、平穏な生活を脅かしている。
 函館税関(北海道・青森県・岩手県・秋田県を管轄)での、大麻樹脂・麻薬・拳銃(弾)などの摘発では、平成24年に4件、平成25年に2件、平成26年1月から8月では5件の事例があった。
 また、平成25年の全国関税における関税法違反事件の取締り状況は、不正薬物(覚醒剤等)の押収量が、9年ぶりに1トンを上回り、航空機旅客による覚醒剤の押収量が過去最高を記録するなど、深刻な状況となっている。
 函館税関・小樽税関支署中里潤一管理課長は、「キャンペーンを通じて、市民へ薬物や銃器の取締を強化していることを伝え、有益な情報が集まればと思う」と話した。
 税関
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