おたる消費者まつり 都通り商店街で開催

 小樽消費者協会(星功会長)では、2年に1度開いている「おたる消費者まつり」を、9月6日(土)12:00から17:00まで、小樽都通り商店街(稲穂2)で開催した。
 「つながろう消費者~安全・安心なくらしのために~」をテーマに、一昨年から同会場で開催し、同会の活動内容を紹介したり、アンケート調査や環境を考えた廃油で石けん作り、不用な布を再利用したリフォーム作品を展示販売など、開催趣旨に沿った多彩な催し物も用意し、買い物客らが足を止めて話を聞いていた。syouhisyamatsuri1.jpg
 中でも、今回2回目となる同会のリフォーム会が中心となった、着物や羽織などをリメイクした手作りファッションショーが、14:00から開催され、特設ステージ前には、大勢の女性が集まった。
 10名の会員が、作品を着替えて代わる代わる登場し、チュニックやコート・ツーピースなど約35点が紹介され、会場を沸かせた。
 製作に携わったベテラン会員がステージ横から1着ずつ解説。紳士物の羽織や小紋から普段着のチュニックへ変身させ、観客は「素晴らしい!」と拍手を贈った。
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 熱心にファンションショーを見ていた市内60代の女性は、「とても良かった。ベストを自分で作っているが、着物のリメイクに興味を持った。型紙があると良かった」と話した。
 同会リフォーム会担当者は、「見に来ていただけると、私達会員の励みにもなる。着物を使ったリメイクは、皆さん興味があり、女性はおしゃれにいつも関心を持っている」と話した。
 同会調査部では、市民の声を聞く調査を毎年テーマを決めて開催している。今回は、「カジノについて」アンケート調査を実施した。小樽にカジノは必要か否か、市民の考えを聞こうと企画した。また、同会場で、シールアンケートを行い、カジノの反対・賛成・どちらともいえないの3つに、シールで答えてもらった。アンケート調査は、10月20日までに回収し、11月中に結果を発表する予定。
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 その後、ステージでは、介護食についての講演が行われ、実際に介護食の試食会も開かれ、興味のある市民が集まり、熱心に耳を傾けていた。
 他にも、フリーマーケットや悪質商法等のパネル展示。産直米や手作り味噌、ジュースやジャム、新鮮野菜なども販売され、安全な食材を安心して買い求めることができ、人気を集めた。
 小樽消費者協会は、1968(昭和43)年4月に設立し、現在320名の会員。消費生活に関する調査や消費の正しい知識・情報を広く市民に提供し、生活の安定向上に寄与することを目的としている。暮らしに役立つ「くらしの講座」や、学校や町内会へ出張し講座を開催するなど、活発な活動を行っている。
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