暮らしを彩る紙と光の共演  近藤忍個展 (2014/09/02)

 光を楽しむペーパークラフト近藤忍個展「紙と光展」が、9月1日(月)から10日(水)まで、オーセントホテル小樽(稲穂2)1階ギャラリーで始まった。繊細な作品の数々に、来場者は「素晴らしい」と、製作工程を尋ねる人も多い。

paperlight1.jpg 昨年に続き、2回目の開催でどれも新作ばかり。紙製のステンドグラス「ロースウインドウ」とフリーハンドで繋ぎ目がない「切り絵」、蜜蝋を使って描いた「アイロン画」約50展を展示販売している。切り絵やローズウインドウ作品を特製ポストカードにして販売。すべて近藤さんのオリジナルで、2つと同じ作品がない。

 昨年は「優しさや柔らかさ」がテーマで、今年は「強さや力」をテーマとしているアイロン画は、昨年より大きなサイズにし、花びらに弾力性を持たせ、海底に川や珊瑚があり、風の中に嵐の空へ立ち向かう鳥を描き、力強さを取り入れた。

 小樽在住の近藤さんは、16歳から絵を始め、美術系の短大へ進学し、彫塑(ちょうそ)を選択。師匠の元で学んだ。現在は、自宅にアトリエ「パピアライ(ドイツ語で紙だらけの意)」を開設し、制作活動を行っている。

paperlight2.jpg 会場には、太陽光を上手く取り入れるよう展示された作品がずらりと並び、今回、物語に沿った7連の切り絵作品を発表。タイトルは「ありがとう」。森をテーマに、葉っぱを沢山付けた木を中心に展開。様々な生き物が共存し、2つの物語が組み込まれている。

 近藤さんの切り絵は、下書きをせず、フリーハンドでハサミやカッターで、切れ目のない1枚もの。バックの紙や額にも気を配り、さらにイメージ通りの作品に仕上げている。今回、光に対応するため、紙の劣化も変色も防ぐUVの額を使用。

 工芸品の「ローズウインドウ」は、 専用の紙を折り、細い線や太い線、ハートやダイヤ、花や魚を切り広げ、紙を数枚重ねて色を作り出す紙のステンドグラス。光を通すと表情を変え、不思議と浮かびあがり、見ているだけで楽しい。近藤さんは、「初めて物語がある連作を発表し、ぜひ、この機会に見てもらいたい」と話した。

 紙と光展 9月1日(月)〜10日(水)10:00〜19:00(最終日15:00)
 オーセントホテル小樽(稲穂2)1階ギャラリー

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