新聞や写真が語る戦争の実態 "平和展" (2014/08/01)

otaruheiwaten1.jpg 戦争の悲惨さ知り平和の尊さを訴える「14おたる平和展」が、7月31日(木)から8月2日(土)まで、小樽市産業会館(稲穂2)2階で開かれている。

 戦争に関する新聞や写真を展示。会場を訪れた市民らは、戦争の愚かさと平和の尊さ実感していた。

 同展は、1985(昭和60)年から始まり、途中中断したが、2003(平成15)年からは、市内の平和団体や個人など30団体が集まる「おたる平和展実行委員会」が主催し、毎年開かれている。

 戦争における日本の被害や侵略戦争の加害・抵抗についてなど、小樽での空襲をテーマに調べ資料を展示し、大きなな反響を得ていたが、最近では来場者も減少し、新しい時代に相応しい内容にと検討を重ねている。

otaruheiwaten2.jpg そこで、今回初めての展示となる特別展「村瀬守保さんの写真パネル展」を開催し、注目を集めている。

 村瀬さんは、1937(昭和12)年に招集され、日本軍の一兵士として、天津・北京・上海・南京・徐州など中国大陸を2年半にわたり転戦する中、3,000枚もの写真を撮影。

 自動車部隊に配属され、軍務の合間を見て焼付けをし、内地の家族らに送っていた。遺族から贈呈された写真をもとに、日中友好協会がその中から50枚を選び展示している。日本軍の爆撃で破壊された天津の様子や飢えた子ども、生々しい惨劇にカメラが向けられ、旧日本軍の侵略戦争の実態を克明に伝えている。小樽を皮切りに全国を巡回する予定。

 また、市民寄贈の同盟通信社の写真特報が残した侵略戦争の記録や沖縄で死亡した小樽出身の兵士たちの名簿、1943(昭和18)年のアッツ島玉砕を報じる当時の新聞記事、1941(昭和16)年12月、開戦第1日目の大戦果を伝える小樽新聞の号外記事、フィリピンへ戦争へ行った息子から両親へ送った手紙や終戦から5ヶ月後に届いた戦死公報など、貴重な資料が集められている。otaruheiwaten3.jpg

 憲法第9条の解釈変更が7月1日に閣議決定されたことで、日本国憲法を守ろうと、憲法についての本や墨塗り教科書などを展示し、日本国憲法の尊さを訴えるコーナーを設置している。

 同実行委員会の鴫谷節夫幹事(日中友好協会小樽支部)は、「当時の新聞記事を展示し、戦争について忘れている人々へ訴えている。若い世代へも興味を持ってもらえるように、今後アピールをしていきたい」と話した。

 8月6日(水)17:00から、小樽運河・浅草橋付近で、関連企画「平和灯籠流し」を行う予定。

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