潮ねりこみ"北一硝子"優勝 うちわコンテスト最優秀賞に柴野さん 


usiokitaichi.jpg 悪天候が続く中、「第48回おたる潮まつり」の最終日、7月27日(日)は、各イベントが、急遽、中止となった。
 そんな中、うちわと潮ねりこみのコンテスト表彰式が行われた。開催場所を中央ステージから柴田ビル(港町5)2階に変更し、予定時間の16:00から行われた。悪天候にも関わず受賞者が集まり、杉江俊太郎実行委員長から賞状等が各受賞者に手渡され、大きな拍手に包まれた。
 第7回目となるうちわコンテストでは、昨年の1,200本より多い1,400本を超える応募があった。1次審査で、小学校低学年の部20本、小学校高学年の部20本、中学生の部20本の計60本を選んだ後、同まつり実行委員の厳選なる審査のもと、最優秀賞には、小樽市立菁園中学校3年生の柴野初音さんの作品が受賞。他には優秀賞3名、審査員特別賞5名、佳作8名の作品が選ばれた。usioutiwa.jpg
 最優秀賞作品は、「第49回おたる潮まつり」のうちわのデザインに採用される。
 市立小樽美術館・佐藤敬爾館長は、「昨年の応募数を超える応募があった。年々応募が増え、うちわコンテストが浸透している。審査については、何をイメージするかの要素がどれだけ入っているかが審査の基礎となっている。なんと言っても潮まつりのPRとなる楽しさや、まつりにおいで!と感じられるものに注目が集まった。最優秀作品は、まつりの要素が多くモダンで、受け止め方を描き、新しいデザインと評価した」と講評を述べた。
 柴野さんは、「うちわコンテストへ応募して4回目。最優秀賞を受賞してとても嬉しい」と感激していた。
 引き続き、「第23回潮ねりこみコンテスト」の表彰式が行われた。潮ねりこみが行われた26日(土)も雨に見舞われ、80梯団6,223名の参加を予定していたが、15梯団が辞退する中で、参加者は雨や風に負けずに踊り、まつりを盛り上げた。usioutiwa2.jpg
 見事優勝に輝いたのは、和の雰囲気に特色ある演出を加え、沿道や会場を魅了した「北一硝子」。賞状と賞金5万円と優勝旗が渡され、出席者から大きな拍手が沸いた。
 
 準優勝には、個性あふれる踊りとネクタイの衣装の「小樽ボールルームダンス連盟」で、賞状と賞金3万円を、特別賞には、桂岡幼稚園の「めじろ組」・「稲穂小学校潮ねりこみ踊り隊」・「陸上自衛隊第11特科隊」・「クリロン化成株式会社北海道事業所満ち潮隊」・「小樽歯科衛生士専門学校」の5団体で、賞状と賞金1万円。市民の投票で選ぶ市民賞には、「小樽市内郵便局」が選ばれ、賞状と賞金1万円が贈られた。
usionerikomisyo.jpg 杉江実行委員長は、「おめでとうございます。昨日は大雨に見舞われ、雨や風にも負けず一生懸命踊った梯団の中で、さらに踊りが素晴らしかった梯団が選ばれた。1:00から3:00までがすごい雨だったが、その中で、メジロ組や稲穂小学校の皆さんの小さい子ども達が一生懸命に踊り、潮まつりにとってもありがたいこと。後半に出場して入賞した方々には、まつりを盛り上げていただき感謝している。潮まつりは、海へ感謝をするお祭りで、雨の中、まつりへの情熱を示してくださり感謝している」と講評を述べた。
 優勝した北一硝子を代表して近藤勇祐さんは、「優勝という栄誉をいただき感謝している。これを機にまた来年も頑張りたいと思う」と喜びを語った。
 おたる潮まつり公式サイト