シュプレヒコールの中! ブルーリッジ小樽寄港

 米海軍指揮統制艦ブルーリッジ(19,200トン)が、7月18日(金)9:00、小樽港港町ふ頭に接岸した。8:00頃から小樽港に姿を現し、米艦隊の寄港は、2013年2月のラッセンから1年半ぶり。
0718Bilingual3.jpg ブルーリッジは、アメリカ海軍の指揮統制艦。現在、第7艦隊旗艦として、横須賀港に配備され、艦乗組員および第7艦隊要員、計約1,000名が乗艦。全長193.6m・喫水9.1m・全幅32.9m・排水トン数19,200トン・マスト高48.5m・最大速力23ノット。
 1980年に初めて小樽港に寄港し、今回で9回目。直近では2010年2月に寄港している。
 小樽港第2号ふ頭では、連合北海道小樽地区連合会(磯野康昭会長)らが、プラカードや旗を持って集まり、米艦入港へ抗議した。
0718Bilingual5.jpg 新日本婦人の会・高野氏は、「核兵器から守る活動を行っているが、持っている可能性のある船を入港させることに憤りを感じる」と話した。「日本を戦争する国にするな!」「入港を許さない!」「今すぐ帰れ!」とシュプレヒコールが続いた。
 予定時間を少し遅れ、10:20頃、入港歓迎セレモニーが行われた。ブルーリッジリ艦長のリチャード・マコーマック大佐をはじめ、北海道自衛隊協力会連合会伊藤義郎会長(ブルーリッジ歓迎実行委員長)や、同実行委員等関係者が出席した。
 伊藤会長は、「お互いの友好親善と小樽の訪問を楽しんでもらいたい。充分エンジョイされることを期待する」と挨拶した。
0718Bilingual4.jpg マコーマック艦長は、「平和・地域協力など引き続き維持することが私達の責務である。1979年から神奈川県横須賀に配備され、日米関係は最も重要な鍵となり続けている。2010年2月以来の寄港となり、私をはじめ、ほとんどの乗組員は、小樽を訪れ、北海道の文化や歴史に触れ、観光や地元の名物に舌鼓を打つことを楽しみにしている」と挨拶した。
 寄港中は、第7艦隊に所属する航空機が、7月20日(日)、丘珠空港で開かれる第28回航空ページェントに参加を予定し、第7艦隊音楽隊は、歓迎レセプションでの演奏や、サンモールで小樽商業高等学校とのジョイント演奏などを予定。
 最大上陸人数825名。乗組員は門限までショッピングや観光を楽しむ予定。22日(火)8:00に出港を予定している。
 航空ページェントプログラム
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