議員定数3減(25)で決着! 市議会特別委


 市議会議員の定数28を、7減(一新小樽)か、3減(自公民)か、現状維持(共産)かでもめていた小樽市議会の「議員定数に関する特別委員会(山田雅俊委員長)」が、6月26日(木)13:00から、市役所(花園2)別館第2委員会室で開会したが、すったもんだの末、深夜議会になって、ようやく、3減の25議席で決着した。
 公明・民主・一新・共産・自民の順番で質疑が行われた。公明党・秋元智憲議員は、一新小樽へ議案1号を取り下げて、2号に賛同してもらえないかと質問。
 一新小樽・成田祐樹議員は、「取り下げるのは苦しいが、自民、公明、民主の削減する意見は同じ方向を向いているとは思うが、このまま出させてもらう。議論の時間がなかった」と回答した。
0626council.jpg 民主党・山口保議員は、やみくもに減らすべきではないが、ルールに沿って行うべき。今日の委員会で決めてもらいたいと一新と公明に意見を求めた。
 成田議員は、最低限の人数が必要で、人口に比例して減らすものではない。7人と提案したのは、一時的に先取りし、身を切って財源に充てる。あくまでも苦しい時期を乗り越えるための案である」と回答した。
 公明党・高橋克幸議員は、「議長を常任委員会から外すということで、24プラス1で25人としたい」とした。
 議員を減らすべきではないと主張する共産党・小貫議員は、議員の数を議会基本条例で定めたり、提案する前にしっかりと議会で議論を行っている他都市の例をあげて反論した。
 高橋議員は、小貫義委員の視点も重要としながらも、市民5,000人に議員1人の考えは、3会派で決めたとし、長時間に渡る議論が続いた。
 この後も議論は堂々巡りの繰り返しで、定数減に反対する共産党の執拗な反対が続き、夜間議会に突入した。長い休憩時間をはさみながら、深夜23:00から再会し、共産党から提出された委員長の不信任案を否決した後、質疑を終了し採決に入った。
 ここで、一新小樽の7減案(1号議案)を賛成少数で否決し、自公民の3減案(2号議案)を賛成多数で可決し、ようやく決着した。終了時刻は23:15だった。
 6月30日(月)開会の本会議で委員長報告を受けて採決され、賛成多数で、自公民の3減案(2号議案)が可決されることになった。
 これにより、来年4月の統一地方選挙から、小樽市議会議員選挙は、定数25議席を争い、現職が3人落選することなり、激戦を余儀なくされることになりそうだ。
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