第2回定例会6月11日開会 補正予算等を審議


 小樽市は、6月11日(水)から始まる市議会第2回定例会に提出する補正予算案や条例案を6月3日(火)に発表した。
 提出する議案は、平成26年度小樽市一般会計補正予算などの予算議案4件、小樽市税条例等の一部を改正する条例案や小樽市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例案など4件、工事請負契約などのその他の議案4件の計12件、専決処分報告などその他の報告が5件、追加予定議案は、工事請負変更契約と人事案件2件を予定している。
 条例案では、改正が3件と新規が1件。
 小樽市税条例等の一部を改正する条例案では、地方税法の一部を改正するもので、今年4月に施行した法人市民税の税率を引き下げるもので、税制改正に伴い、軽自動車等の税率を変更する。
 3件の改正内容は、1つは、市民税の中での法人税割の税率の引き下げ、14.7%から12.1%にする。引き下げ分については、国が新たに定める地方法人税として徴収し、地方交付税の財源とする。道民税の法人税割は、1.8%引き下げとなる。合わせて、4.4%引き下げとなる。施行期日は10月1日から。
 2つ目は、軽自動車税の見直しで、原付及び二輪車の税率を約1.5倍引き上げ。三輪以上の軽自動車や農業用トラクターなど小型特殊自動車の税率を、自家用車は、1.5倍、営業用など1.25倍に引き上げ。自家用7,200円の軽自動車は、10,800円に引き上げられる。施行期日は平成27年4月1日。
 3つ目は、建物の耐震改修の促進に関する法律に基づき、平成26年度から平成28年度までの間に改修が行われ、一定の基準に適合することになった建物の固定資産税の減額(工事完了の翌年度から2年間2分の1)の申告の手続きを市税条例の中に定める。
 補正予算についての説明では、先議分の2,350万円については、酒類の海外販路拡大に向けた人材育成事業費の道の補助金600万円と、校舎等改築事業費(手宮地区統合小学校)1,750万円。
 通常分については、一般会計11の事業で7,062.6万円、企業会計7,300万円、あわせて14件で14,362.6万円の補正。内訳については、教育委員会庁舎駐車場整備事業費やおたる雛めぐり実行委員会補助金、保育士加配分人件費補助、ガン検診推進事業費。
 手宮地区統合小学校が8月に完成し、9月に手宮小学校の生徒が先に移るための、教室にかけるカーテンやテレビ等の購入費。平成28年4月に手宮地区が統合予定。現在の校舎後に体育館を建設するため、先行して移転する。
 手宮公園競技場整備事業費は、全天候の舗装を補修し、来年、全道規模の障害者の大会開催を予定し、車椅子対応の通路の整備など。
 平成26年小樽市議会第2回定例会予定議案・予算総括表