薬物・銃器取締強化 小樽駅前で街頭キャンペーン


bokumetsucamp1.jpg 5月7日から31日までの「薬物及び銃器取締強化期間」に合わせ、密輸に関する情報提供や薬物乱用防止啓発を行うため、5月14日(水)15:00から、JR小樽駅前正面出入口付近で、小樽警察署・小樽海上保安部・函館税関小樽税関支署・函館通関業会が共同で、街頭キャンペーンを実施した。
 取締関係機関から約30名が参加し、税関のカスタム君、海上保安のうみまる、警察のほくとくんと、それぞれのマスコットキャラクターが揃って登場し、キャンペーンを盛り上げた。
 同駅を利用する市民や観光客などの人通りが多い場所で、不正薬物の密輸撲滅・薬物乱用防止・拳銃などに関する情報提供などについて書かれた配布物200個を用意。関係者が駅前に立ち、通行人に手渡した。
bokumetsucamp2.jpg 同マスコットキャラクターは、子どもや女性に人気があり、配布物を受け取った後、一緒に写真を撮す人も多く、会場を終始和ませていた。
 2013(平成25)年の1年間で、全国での不正薬物(覚醒剤等)の押収量が、2004(平成16)年以来9年ぶりに1トンを超え、1度に大量の摘発もあり深刻な状況となっている。
 また、小樽では、平成21年11月に密輸入しようとした覚醒剤3kgを摘発している。その後、相次いで港で摘発される事案があり、関係機関が協力して広く情報の提供を募っている。
 小樽税関支署桜庭哲也支署長は、「市民の皆さんに薬物の恐ろしさを知っていただくとともに、情報提供も兼ねて街頭キャンペーンを実施した。日頃から、警察・海保・税関がそれぞれが連携し、薬物・拳銃の密輸阻止へ向けて取り組んでいる」と話した。