待ってたよ!"無農薬野菜土曜市場"


miyakoSmarche1.jpg 後志の無農薬・有機農家が集まって開かれる「無農薬野菜土曜市場」が、今年も、5月3日(土・祝)11:00から始まった。
 小樽都通り商店街アーケード内の桂苑前からオーセントホテル側までに、小樽・余市・赤井川・積丹からの新規就農者でつくるしりべしなんでも百姓クラブメンバーら6件の農家などが出店した。主催は、都通り商店街・無農薬野菜即売会実行委員会(滝下純一代表)。
 同即売会は、昨年11月に終了し、再開初日となった3日(土・祝)は、待ちわびた市民らが、開店時には人だかりとなり、人気のシフォンケーキや越冬野菜、採れたての山菜などが飛ぶように売れ、売り切れる商品も続出した。
 雪解けが進み、アイヌねぎ(行者にんにく)やカタクリ、コシャク、コゴミなどのみずみずしい山菜が格安で並び、調理方法を教わりながら買い求めていた。
miyakoSmarche2.jpg 春の花エゾエンゴサクも食用となると店主の話に耳を傾ける人や、常連客は、久しぶりの再開に「待ってたよ!」と声を掛け、目当ての山菜や卵を買い求めていた。
 滝下農園では、畑のにんじんを秋に収穫せず、そのまま越冬させ、春に収穫する「雪の下にんじん」を3本150円で販売。甘味が強いという。他には、手作りのプリンやはちみつが店頭に並んでいた。シフォンケーキは、開店後すぐに完売する人気ぶりとなった。
 仁木町の宮川園では、無農薬トマト100パーセントジュースやぶどうジュースと手作り味噌を販売。買い物中の女性は、「トマトジュースは料理に入れても美味しい。楽しみに来た」と再開を心待ちにしていた様子だった。
 余市梅川町のむらかみ農園では、平飼い卵を販売。現在、ひよこも入れて900羽の鶏を飼育している。餌にこだわり、発酵もみ殻・小麦・米ぬか・カツオ削り節・貝化石などを与え、鶏の健康を保ち、美味しい卵を生ませることに繋げている。新鮮で美味しいと評判で、リーピーターが多い。
 5月中は、収穫した野菜が少ないため、11:00開店から2時間ほどで商品が売り切れ閉店となる。今後、毎週土曜日の11:00に開店し、11月中旬まで開催される予定。
 滝下代表は、「今後は、参加する件数や販売する野菜なども収穫に伴い増える。無農薬野菜なので、多くの方々にご来場いただきたい」と話した。
 関連記事1 関連記事2